サンドウィッチマンら、豪華メンバーでのコントに手応え!「フジテレビのコントの歴史に入り込めれば」
「すごいセットでコントをやりたくてこの世界に入った」
――この番組は、サンドウィッチマンさんの「フジテレビでコント番組をやりたい」という思いからスタートしたということですが…。
富澤:サンドウィッチマンというか、伊達ですね(笑)。
伊達:本当にノリでね。BSフジで「東北魂TV」(毎週日曜夜11:00-11:30)というコント番組をやっていて、「フジテレビでも大きいコント番組をやりたいですね」というのをノリで言ったんですよ。そしたら、その場に偉い方がいまして、「本当ですか?企画書出しますよ」と。
コント番組といえばフジテレビというイメージがありますし、やるとなったらやりましょうということで始まりました。すごくいいメンバーが集まったなと思います。
――メンバーの希望は出されたのでしょうか?
伊達:一番言ったのは、しずるですね。なんせ、面白いのにくすぶっているので(笑)。でも、ふたを開けたら、しずるが出ているコントは、あんまりなかったです(笑)。あとは、かまいたちです。YouTubeで毎日見ているので。濱家くんがゲストの方々に、我々が見ていないところで指導をして、演出をかけてくれていたのでありがたかったですね(笑)。
――伊達さんの思いを聞いた上で、コントをやった感想を教えてください。
富澤:子供の頃、コント番組を見て、こんなのやりたいなと思って育ってこの世界に入ったので、こういうすごいセットでできるのは幸せです。スタッフの皆さんからも、「コントを撮りたくてフジテレビに入ったのに、今は番組があまりない」「ぜひやってください」と熱い思いを聞かされまして…何言っているのか分からないですけど。
一同:(笑)。
富澤:それから、「新しく入った人にコントの撮り方を教えられないんです」と。テレビを見て、自分と同じように、子供たちに憧れてほしいなと思いますし、続けていけたらいいなと思います。
山内:コント番組でユニットコントをやる機会は、10年くらいなかったので、すごく新鮮な気持ちです。前は「ふくらむスクラム!!」(2009年)という番組でやっていたんですけど、もうなかったことになっているので、こういう機会をいただけてよかったなと思います。
濱家:ネタをやるのが好きなので、このメンバーに交ざっているのが本当にうれしいな、呼んでもらえてありがたいなという感じです。
小峠:台本をいただいた時に、本がすばらしいなと思いました。メンバーも適材適所で、皆さんがそれを倍増させるような面白さで、よかったなと思いました。
西村:普段、コンビのネタは小峠が台本を書いてくれて、小峠の演出で、一言一句間違わないように厳しい指導を受けてやっていて。今回、ユニットコントでは「自由にのびのびやってください」と言われて、すごく楽なんですけど、まだ一回もアドリブは言っていないです。
一同:(笑)。
小峠:インターホンのコントで、僕が結構アドリブをアドバイスしたんですけど、全無視で聞こえないふりをされました。
福田:コント番組は子供のときから見ていましたし、ここにいる先輩方もテレビでずっと見ていた方で、歴代チャンピオンの方がそろっている中で、職業体験みたいな感覚になっているんですけど、「頑張って追いつかないと」という気持ちでやっています。かまいたちさんは、大阪時代にお世話になっていたので、心強いなと。早速、山内さんからツッコミのダメ出しもいただいて、洗礼を受けました。
――この番組では、憧れていたコント番組と同じようなことができていますか?
伊達:同じようなことができているかはまだ分からないですが、近づきたいなという気持ちは確かです。憧れていたのは、「ダウンタウンのごっつええ感じ」(1991~1997年)ですとか、「笑う犬」(1998~2003年ほか)の辺りですかね。まだ初回なので…初回と言っても、続く前提で言っていますけど(笑)。フジテレビのコントの歴史に入り込めればうれしいです。