松井玲奈と鈴木仁が9歳差カップルを熱演! 「30禁-」で年下彼氏の「ギャップにキュン」
――本作の2人のように、ご自身も9歳差の恋愛って実際アリだと思いますか?
松井「現実だと、10歳下は19歳になってしまうので…(笑)。でも私は人と接する時に年齢よりマインドが近いなと感じられる人と一緒にいることが多いので、年は上でも下でも、一緒にいて居心地がいい相手、楽しい思いを共有できる人だったら、年齢は関係ないかと思います。年下男子って言うと、一番は、かわいいなと思えるところ。ちょこっと頼りないところがあったり、何か出来ないことがあったりしても、ちょっと背伸びして頑張るみたいな。そういう感じってすごく…愛情をいっぱい感じるというか、『彼女のためにしてあげたいんだ!』っていう背伸びした感じが、心に刺さるなと思いながら演じていました」
鈴木「自分(現在21歳)は9歳年下って言うとすごい年齢になっちゃうので…あ、年上ですか(笑)。年上は全然アリだと思います。松井さんと同じく、年の差って、ちっちゃい頃はけっこう気にするけれど、大人になっていくにつれてそこまで意識しなくなるなと思います。考えや価値観などは、年上の方から話を聞くほうが自分的にも成長ができると思いますし、そういう意味では全然アリじゃないでしょうか。同世代でも、年下でも自分は大丈夫だと思います!(笑)」
――一歩踏み込んだ大人なラブシーンにも注目が集まります。キスシーンやバックハグなど、多くのキュンとするシーンを演じられていかがでしたか?
松井「そうですね…ハグのシーンでも、細かいことは台本に書いていなくて。あとは、監督が『後ろからの方がいい』とか、何がキュンとするのかとかをみんなで考えながら撮影をしていきました。実際には私は受け身というか、真雪くんからされることが多かったので、『あ、後ろからハグされるってこんなにキュンとするんだ』ってちょっとドキドキしながら、一つ一つ、真雪くんとの間に起こることを、志乃として噛み締めながら撮影していた感じです」
鈴木「もともと台本をいただいた時からそういうシーンが多いなっていう印象があって。でも撮影に入って序盤の方で1話のホテルに行くシーンがあって…なんか、正直言ってそういうのが最初の方にあったから吹っ切れちゃったのかなって思います。もともと恥ずかしさはそんなになかったんですけど…甘えつつ、男らしくカッコつけようと頑張ってる真雪を自分のなかで楽しめました」
――お2人は8歳差ということは、鈴木さんにとっては緊張しそうなシチュエーションですが…。
松井「マネージャーさんが計算したら、仁くんが小1の時に私がデビューしていたらしいです(笑)」
鈴木「もうホント、小学生? 中学生の時かな、松井さんはテレビのなかで、僕はもう、外側からずっと見てました。でもそういうのは、別にすごく意識するっていうことはなかったです。役としては、頑張って対等であろうとする真雪くんがいましたけれど、逆に普段では、松井さんは年の差を意識させないような振る舞いをしていただいて、すごく助けられました」
――松井さんにとっては大人の女性の恋愛模様が、鈴木さんにとっては一人の女性に一途になって押しまくる点が、それぞれ初めての挑戦だったのでは?
松井「はい、しっかりした恋愛もののドラマはこの作品が初めてだと思うので、一人の女性が恋愛のなかで思い悩んで…っていう姿を演じるのが、すごく新しい挑戦だったな、と思っています。展開が早い物語のなかで、年下の真雪くんと、もう1人同世代の男性の間で心が揺れるんですが、こっちに決めたと思ったら逆側からのアプローチがあったりして、撮影しながら『いま自分がどの地点にいて、どっちに気持ちが傾いているのか』を把握しながらお芝居するのが、たまにパニックになりそうでした(笑)」
鈴木「自分は、真っ直ぐに一人の人に思いをぶつけるっていうのは、新しい感じでしたね。でも方向性で言うと逆にシンプルだったので、そこは貫き通そうと思っていました。どこかにブレることもなくて、最初からずっと志乃さん一直線だったので、100%そこにかけるだけでした」
取材・文=magbug