“これまで”と“これから”の福島を被災地の放送局が検証
テレビユー福島(TUF)では、3月11日の東日本大震災から半年が経ったことを受けて、9月10日(土)の昼3.30から5.30まで、震災関連特番を2本放送する。
昼3時30分からは、有識者らを招き、「TUF報道特別番組 大震災・原発事故から半年~これから福島は~」と題した1時間30分の生放送を編成。「これからの福島」をテーマに、放射線と向き合いながらどのように生活していくのか、産業をどのように立て直して経済を安定させていくのか、子供たちや県民の健康をどのように守っていくのか、被害を受けた県民に対する補償を政府や東京電力はどのように考えているのか、について討論する。
また、昼5時からは「歌声をひとつに~震災を乗り越えて」と題した30分番組を放送。南相馬市の女子中高生によって設立された合唱団「MJCアンサンブル」が、8月7日に東京で開催された「こども合唱大会」出場に向けて懸命に活動する姿に密着したドキュメンタリーだ。ことし2月、「MJCアンサンブル」を指導する金子洋一さんのもとに、「こども合唱大会」の招待状が到着した。念願だった大会への出場がかなったことに喜ぶメンバーだったが、喜びもつかの間、東日本大震災が発生。メンバーがバラバラになりながらも、5月に限られたメンバーで練習を再開、練習に参加できないメンバーには金子さんがCDを送り、それぞれできる練習を進めていった。本番前の最後の練習で、金子さんは「かわいそうだって同情してもらうんじゃない。美しい歌声で徴収を魅了するんだ」と、メンバーを鼓舞。被災しながらも夢だった大会出場をあきらめない女子高生たちの真摯な姿が胸を打つ秀作となっている。
東日本大震災から9月11日(日)で半年。被災地である福島の地元テレビ局の視点で作られるこの2つの特別番組は、“これまで”と“これから”の福島を考えるきっかけとなるだろう。
2011年9月10日(土) 昼3.30~5.00 テレビユー福島で放送
「歌声をひとつに~震災を乗り越えて」
2011年9月10日(土) 昼5.00~5.30 テレビユー福島で放送