「DIVER‐特殊潜入班‐」黒い思惑が渦巻く最終話!最凶の捜査官・兵悟(福士蒼汰)が形成された理由も明らかに<試写室>
福士蒼汰演じる兵悟の色気に見とれる…
特殊潜入チームという“裏”の組織が抱えるものは、やはり一筋縄ではいかないようだ。爆破テロの真相や、兵悟と阿久津のトラウマとなっている事件の全貌、そして、大きな“裏切り”。複雑に絡み合っているさまざまな事柄が明らかになる第5話に、息つく暇もなく、視聴後は、いろいろな気持ちが入り混じっていた。
第4話の終盤から続き、取り調べ室には阿久津(りょう)と兵悟が二人きり。兵悟は阿久津に嘆願することもなく、「お別れか…」とニヤリ。さらに、「相変わらず腐ってんなあ」と、テロをひた隠しにする警察を批判しながらも、全てを見透かしたような一言を放つ。
そして、兵悟が移送される日。護送車の中では、兵悟の脇に刑事が二人。「手錠外してくれたら…」と、兵悟はどこか色っぽい口調で刑事を誘惑する。
第4話で、トラックを発進させようとした時に警察に囲まれた兵悟。筆者はそのシーンで、心配するD班のメンバーに「なんてことねえよ」とクールに返し、コーヒーをグビッと飲む兵悟がとても頼もしく感じられ、惚れ惚れしてしまった。今回、護送車で兵悟の隣にいたのは男性の刑事だったが、耳元でささやかれたら人類皆、彼のとりこになってしまうのでは…。そんなことを考えていると、兵悟は一瞬で手錠を外し、攻撃モードに。華麗なパンチに、振り返ってキックと、見事な身のこなしを見せる。
自由の身となってからも、常に堂々としている兵悟らしさが全開。護送車から降りてさっさと逃げることをしない彼の姿は、あまりにも絵になっていて、見終わったあとでも脳裏に焼き付いているほどだった。そこから兵悟は、自身の“ゴール”に向けて歩みを進めていく。