「恐怖新聞」がついに最終話! 出演者クランクアップコメント公開、白石聖「佐藤大樹さんは太陽みたいな人」
佐藤大樹「今までと違う表現方法の引き出しを開けてもらえました」
――佐藤さんは、皆さんよりも、ひと足早くクランクアップされましたね。
佐藤大樹:最後のシーンは白石(聖)さん、黒木(瞳)さん、(駿河)太郎さんもいて、監督も3人とも駆けつけてくださって(※中田秀夫、服部大二、井上昌典の3人)。お花をいただき、多くの方に見届けてもらってうれしかったですね。
そのシーンはめちゃくちゃ長くて、朝からずっと撮っていて。5話の時代劇はせりふ量も多いし、何より殺陣もあったので、かなり大変でしたね。
今回のドラマはオープンセットや公園でのシーン、日中のロケが多くて、“京都焼け”した夏でした!
―― 一番印象に残った現場エピソードを教えてください。
佐藤:第6話の神社で歌子さん(黒木瞳)に頭をぶん殴られるシーンですね。歌子さんと詩弦(白石聖)と3人のシーンは初めてで、黒木さんがすごくはしゃいでいて、監督もすごく楽しそうに「佐藤くん、今日楽しみですね。黒木さんはどれくらいのテンションで来るんですかね」なんて言って。
黒木さんは、撮影の合間に「普段どういう生活しているの?」とか、プライベートの話をたくさんしてくれて。ドラマではとんでもないシーンばかりでしたけど、現場は3人で和気あいあいと楽しかったし、黒木さんが遠慮なしにやってくれて、気持ち良かったです!
――最終話に向けて、視聴者の方にメッセージをお願いします。
佐藤:今まで演じた青春モノや恋愛モノの作品と違って、今回はリアルな意味でも2役、感覚的には3役ぐらい演じている気分。人との出会い、取り巻く環境、恐怖によって「人がこんなに変わってしまうんだ」っていうのを、自分もやっていて楽しかったですね。
順撮りではなかったので、中田監督の“数字演出法”の下、「何割狂った勇介」とか「何割こういう感情」とか、常に意識しながら演じたので、監督には今までと違う表現方法の引き出しを開けてもらえた感じです。
殺陣に関しては、“やらず嫌い”で挑戦してこなかったんですが、今回いろんな人が評価してくれて自信につながったし、俳優業として自分が思った数倍ステップアップできたと思います。
監督によって演出方法が違う中で、“順応できるスキル”も身に付けられ、黒木さんのようなベテランの女優さんとの“演技のキャッチボール”という面、そして年下の白石さんの“主演・座長として凛(りん)として立つ現場の姿”を近くで見ることができ、勉強になりました。
自分にとってターニングポイントとなったドラマです。最終回の本編はもちろん、その後のミニコーナーまで、お見逃しなく!