恩師・水道橋博士を相手に、スージー鈴木大いに語る!ブルーハーツ、クイーン、小沢健二、ヤングタウン、そして渋谷陽一、ロッキング・オンのこと

2020/10/09 07:25 配信

芸能一般

小説家デビュー・スージー鈴木を直撃


BS12「BOOKSTAND.TV」で自著「恋するラジオ」を語るスージー鈴木
BS12「BOOKSTAND.TV」で自著「恋するラジオ」を語るスージー鈴木


BOOKSTAND.TV」収録後、著書10作目で小説家デビューを果たしたスージー鈴木を直撃。作家として水道橋博士がメインの番組に出演する思いを聞いた。

――「メルマ旬報」の連載スタートのお話からお聞かせいただけますか。

そもそも原カントくん(「BOOKSTAND.TV」「メルマ旬報」に携わる)とは、近しい関係で、「メルマ旬報」の話を聞いていました。エムカクという作者の「明石家さんまヒストリー」のこととか。だから「メルマ旬報」は、メディアとして注目していて、一読者として契約をして読んでいたんです。今ほどライターさんも多くなかったころからですね。

「1979年の歌謡曲」という本を出したのが、2015年。放送作家の高田文夫先生の連載コラムで「こんな変わった本がある」と書いていただき、水道橋博士さんも注目され、当時書いていらっしゃったブログにそれが紹介されて非常に喜んだことを覚えています。

そうした流れで、原カントくんから「執筆しませんか?」とオファーがあって「喜んで!」と始めたのが、「1984年の歌謡曲」です。

それからもいろいろありがたいお話を頂きますけど、その時の私の喜びといったら無かったですね。

――水道橋博士さんからのオファーを光栄に感じられたのですね。

浅草キッドの本、特に水道橋博士さんは、文章の技巧であったり展開であったり、文章家としてホントにもう尊敬していた人で。

浅草キッド名義の「お笑い男の星座」は、結婚式の前後もずっとそれを読んでいて、新婚旅行にも持っていったくらい感銘を受けました。世の中にはこんなに文章力が優れた…という言葉では言い尽くせないんですけど、人を魅了し、心を湧き立たせて、笑わせてくれる。こんな人がいるのかというくらい尊敬している。そういう人に声をかけられたという、鮮烈な体験として覚えています。

「恋するラジオ」で10冊目の刊行になりますけど、こうして本を発表するようになった上で、水道橋博士さんの存在は非常に大きいですね。

収録の中で映画のライフタイムベストは「パッチギ!」だと言いましたが、水道橋博士さんの著書「芸人春秋」は、私の中でライフタイムベストの一冊ですね。

――そんな存在の水道橋博士と番組で自著を語るというのはどんな思いですか?

自分の書いた本、文章を褒められるというのは至福の時間でしたね。収録は平然と務めようと思って臨んでいましたけど、内心は…。とてもとても劇的な体験でした。

――小説を刊行するというのは、過去の著作とは気持ちに違いがありますか?

これまで音楽関係の本を9冊、当然音楽が好きで音楽評論家ということで書いてきたんですけど、小説というと少し気持ちが違いますね。町の本屋だと音楽関連の棚が無いなんてこともありますが、小説はどこの本屋にもある。その代わり競争は激烈だというところに踏み出すのは緊張感もありますけど。10冊目で次のステージ行けたかなっていう手ごたえはありますね。

――最後に、どんな内容の小説なのか、紹介をお願いします。

主人公・ラジヲは、ラジオを愛した少年です。ラジヲという主人公、ほとんど私なんですけど(笑)。私がどんな音楽を、どんな場所で聴いてきたかという、言ってみれば自叙伝です。私の人生を小説にして面白いのかどうかというツッコミはありますが、同じ時代に同じ音楽を聴いていたという共通体験がある方にはすごく楽しんでもらえる小説だと思います。

アリスで始まって、ビートルズで終わる。目次にある、(1978kHz)といった表示は年代です。その年ごとの鮮烈な体験を記録しています。書いておかないと、残しておかないといけないという気持ちで記したものです。

主人公は、ラジヲ少年・ラジヲ青年ですけど、本当の主人公は音楽、アーティストなんですよね。アリスであったりクイーンであったり。一つだけロッキング・オンという音楽雑誌がありますけど(笑)。

「BOOKSTAND.TV」
毎週金曜深夜2:30-3:00
BS12 トゥエルビにて放送
出演:水道橋博士、原カントくん
ナレーター:工藤遥

ゲスト
10月9日(金)/スージー鈴木(音楽評論家)
10月16日(金)/劔樹人(ベーシスト・漫画家)
10月23日(金)/マライ・メントライン(「職業はドイツ人」)
10月30日(金)/髭男爵・山田ルイ53世(芸人・著作家)

関連番組

関連人物