ドラマに新しい風を！ フジテレビ ヤングシナリオ大賞が発表
「第23回 フジテレビ ヤングシナリオ大賞」記者会見が11月16日都内にて行われた。
「フジテレビヤング シナリオ大賞」は、'87年にフジテレビが創設。これまでに、山下智久主演で話題だった「プロポーズ大作戦」を手がけた金子茂樹、現在放送中の「謎解きはディナーのあとで」を担当する黒岩勉など数多くの人気脚本家を輩出している。
1715作の応募があったという今回のコンクール。フジテレビの長部聡介氏は「ドラマというのは時代、時代で新しい風や感性が求められるもの。われわれドラマ制作側も応募作品で刺激を受けるのは大事なことだと思う。単なる経験の積み重ねでは出てこない感性を注目しました」とコンクールの総評をコメントした。
今回、大賞に選ばれたのは都内在住、宮本陽介さんの「君は空を見てるか」。人を殺したと冤罪（えんざい）をかけられた男性と、その娘のハートフルな親子の物語を描いた。宮本さんは「この作品は、'11年の9月ごろ、脚本家やっていく中で、チャンスに巡りあったんですけど、そのチャンスをつかみきれなかったときに書いたものです。『このチャンスをつかめなくてよかった』と言えるように書きました」と作品への思い入れを告白。
また、宮本さんの作品はフジテレビにて映像化されることも併せて発表され「自分の書いた作品が映像化にされるのは夢だったので、ものすごくうれしいです！」と喜び、「書いたセリフを役者の方が話してくれること、思い描いたものにならないこともあるかもしれませんが、それも楽しみしています」と映像化に期待を寄せていた。
最後に「これからも、タフさを大切に書いていきたいと思っています。もう少し、エグイ人間描写を書けるようになりたい。面白い作品を書いていきたいと思います」今後のさらなる活躍を誓った。
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