クドカン脚本の来春朝ドラは“海女さん”の成長を描く「あまちゃん」に決定!!
NHK総合ほかで来年4月1日(月)よりスタート予定の連続テレビ小説の制作発表記者会見が、6月4日に都内にて行われた。会見では、タイトルが「あまちゃん」に決定したことが発表され、制作統括の訓覇圭氏と脚本家に起用された宮藤官九郎が出席した。
現在放送中の「梅ちゃん先生」、10月から放送予定の「純と愛」に続いて88作目となる同作の舞台は、東北・北三陸の小さな田舎町。東京で育ち、引きこもりがちだったヒロイン・アキが、初めて訪れた母の故郷で“海女さん”たちと出会い、“海女さん”を目指すうちに笑顔あふれる女性へと成長していく姿を描く。さらに、アキは思いがけないことから“地元アイドル”として人気になり、町のシンボルに。アキを目当てに全国から観光客が集まり、やがて東京で本格的にデビューすることを目指し始める。
訓覇氏はタイトルについて「海に潜る“海女さん”と人生の甘えん坊の“あまちゃん”を表しています」と説明し、物語は「宮藤さんから『田舎が好きなんですよ』と言われまして、小さな村の村おこしを描こうという話になりました。これはまさに朝ドラのど真ん中だと思っています」と作品への自信を見せた。
また、自身の故郷・東北を舞台に選んだ宮藤は「小さな村の、その土地に行かないと会えない“アイドル”がいるというのはいいなと思いました。アイドルといっても、歌ったり踊ったりする女子たちだけではなく、それを眺めるだけで元気になれる存在のことです」と語り、「こんなに長い物語を書くのは初めてですし、ご覧になる方々の層もこれまでとは変わってくると思います。僕を知らない人も見ることになりますし、今までの自分の癖みたいなものが通用するのか、楽しみです」と意気込みを語った。
現在ヒロインのオーディション中で、7月中にヒロイン発表を予定している。
'13年4月1日(月)スタート予定(全156回)
毎週月曜-土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送予定