異例の“完全シャッフル”も! SKE48「劇場公演デビュー4周年記念公演」レポ
10月5日に、劇場デビューから満4年を迎えたAKB48の姉妹グループ・SKE48が、愛知・Zepp Nagoyaにて「劇場公演デビュー4周年記念公演」を行った。ユニットは全曲シャッフル、チーム曲もチームシャッフルで披露するなど、全37曲を熱唱した。
「4周年公演、執念を見せたいと思います!」という松井珠理奈のダジャレのアナウンスが開演前に炸裂し、記念公演が開幕。
オープニングアクトのシングル曲披露に続き、トークでは、1期生から5期生まで各期の代表メンバーがコメント。そんな中、5期生・江籠裕奈の「4年前は8歳でした」という言葉に会場はどよめき、4年という時間の重みを感じていた。
ユニット曲では、担当メンバーもほぼ全て初挑戦となる“完全シャッフル”という異例の試みでパフォーマンス。セットリストは、4年間一緒に歩み、そしてそれぞれの道に旅立っていったメンバーが担当していた曲を中心に構成されていた。
また、SKE48コンサートならではの小芝居コーナーでは、“二次元同好会”や“三重県人会”などのグループ内の同好会が次々に登場。さらに、“桑原みずきと高知ダンス研究会”という新勢力も現れ、会場を盛り上げていた。このコーナーでも、メンバーからの希望で、台詞の合間に卒業メンバーの決め台詞や名前が織り交ぜられ、かつて共にステージに立ったメンバーへの思いが溢れる一幕も。
公演後半は、翌日からの5年目に向けての決意が現れた曲が並んだ。9月19日にリリースされた1stアルバム「この日のチャイムを忘れない」収録曲から、「フラフープでGO!GO!GO!」、「叱ってよ、ダーリン!」、「みつばちガール」、「その先に君がいた」 のチーム曲4曲を連続して初披露。
最後のアンコールでは、チーム公演曲をシャッフル。「楽園の階段」(S公演曲)を研究生、「兆し」(KII公演曲)をチームE、「制服の芽」(S公演曲)をチームKII、「逆上がり」(E公演曲)をチームSが、それぞれ熱唱し、S、KII、E、研究生それぞれが、これまで磨き上げてきた個性と色を出し合ってパフォーマンスを繰り広げていた。
また、公演終盤にAKB48とSKE48兼任となった北原里英からサプライズメッセージが届いた。北原は「SKE48さんには、もうしっかりした色があるので…」と不安をのぞかせながらも「早く一緒に“アイシテラブル!”したいです。私も愛知県人なので、地元・栄を盛り上げていきたいです!」コメントし、SKE48としての活動を心待ちにしていた。
公演後、メンバーたちは「初めて挑戦する曲も多かったので、今までの記念公演の中で一番楽しかったです。でも、来週にはリクエストアワーも控えているので、気持ちを早く切り替えて、SKE48みんなでしっかり準備していきたいと思います」(平田璃香子)、「4年間という月日が短かったのか、長かったのか分からないんですけど…4年前のきょうのことで覚えているのは、とにかくダンスがひどかったということです(笑)。恥ずかしいんですけど、今でも年に1度、公演デビューの映像を見て、初心を思い出すようにしています。SKE48も気が付いたら60人を超えていて、なかなかみんなが集まれる機会がないんですけど、劇場デビュー記念のお祝いの日に、応援してくださる皆様の前に、こうしてみんなで集まれるのはうれしいですね」(松井玲奈)とそれぞれ感想を明かした。