ドラえもんで“夢のコンビ”結成!? ジャイアンとスネ夫がデュエットソングを発表！
毎週金曜に放送中の人気アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)で、ひどい音痴なのに一流歌手になることを夢見て憚らないジャイアンが、“舎弟”のスネ夫とデュエットすることが分かった。11月2日(金)に放送される「奇跡のデュエット！ジャイ＆スネ」というエピソードで、2人は同作の歴史上初めてとなるデュエットソングを発表する。
「奇跡のデュエット！ジャイ＆スネ」は、スネ夫が奇妙な夢を見たことから始まる。その夢とはスネオがキツネ、ジャイアンがゴリラになって登場し、動物たちの音楽祭でデュエットし、優勝するというもの。それを聞きつけたジャイアンは「縁起がいい！」と、スネ夫に商店街のカラオケ大会でコンビを組んで歌おうと持ち掛け、“夢のコンビ”…というよりは“悪夢のコラボ(!?)”を実現させる。「夢の中で見た曲を思い出すようジャイアンがスネ夫に迫り、そんなスネ夫を見かねたのび太とドラえもんは、夢の中に入ることができるひみつ道具“夢はしご”で、スネ夫が見た夢の世界に潜入。その時に歌った曲を録音してあげようと考えるが…。
ジャイアンと言えば、強引にリサイタルを開いては“公害の一種”とまで評される強烈な歌声で、みんなを震え上がらせてきた根っからの音痴。また、'11年6月に自分の誕生日を記念した曲「ジャイアンにボエボエ」をリリースし、いまや“ジャイアンの歌”と言えば“ボエボエ”と定着しつつある。さらに、'12年6月にはジャイアンの“悪声”が“天使の歌声”に変わってしまうストーリー「キャンディーなめて歌手になろう」で、由紀さおりが「ジャイアンにボエボエ」を歌ったことも。一方、スネ夫はジャイアンのプロデュースにより'11年の11月に「スネ夫のおぼっちゃマンボ」で歌手デビューし、大きな反響を呼んでいた。
2人がデュエットする新曲のタイトルは、ジャイアンの口ぐせの「心の友よ～」を英訳した「フレンド・オブ・ハ～ト」。どことなく昭和歌謡の雰囲気も漂うムーディーかつポップなメロディーが新鮮な“サラリーマンソング”となっている。気になる歌詞は「世の中 口からでまかせさ 調子合わせて おべんちゃら」(スネ夫)や、「白いものでも黒と言え お前のものはオレのもの」(ジャイアン)、「なぜかいつも ふたり なんだかんだで『いい感じ』」（2人で）と言ったものから、「ウホホ ウッホホ 唸るゴリラは」(スネ夫)、「ほら コンココンコ 逃げるキツネと」(ジャイアン）、「ああ ふたり もちつもたれつ フレンド・オブ・ザ・ハ～ト こころの友よ♪」(2人で)という、スネ夫をキツネに、ジャイアンをゴリラに見立てたものまで。いずれにしろ、スネ夫のズルさを分かっていながらも無理やり言うことを聞かせるジャイアンと、おだてとごまかしでその場を乗り切ろうとするスネ夫の“持ちつ持たれつ”な関係を描いた歌詞となっている。
しかしその実、まるで横暴で理不尽な命令ばかりするが、おだてに弱い上司と、へつらいながらも陰で舌を出す部下の本音を思い浮かべるようなフレーズが満載で、いわゆる“サラリーマンソング”としても聴きどころたっぷり。これから年末に向けて忘年会で歌って笑いを取るもよし、夫と妻の“力関係”になぞらえて結婚式で披露するもよし、と今後重宝されること間違いなしだ。
なお、11月2日(金)の放送では、ジャイアンとスネ夫はキラキラ輝くタキシードを身にまといこの新曲を初披露。「ドラえもん」史上初となるコンビによるデビューステージを送る。以後、この新曲は11月9日(金)と23日(金)の放送で特別に番組のエンディングで流れる他、12月19日(水)に発売されるドラえもん誕生100年前を記念したアルバム『ドラえもんとあそぼう！こどものうたスペシャル』(日本コロムビア)に収録される予定。同曲以外に、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアンが、「こどものうた」の名曲「おおきなくりの木の下で」や「げんこつやまの たぬきさん」などを楽しく歌っている。
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毎週金曜 夜7:00-7:30
テレビ朝日系で放送
※ジャイアンとスネ夫がデュエットを披露する話は11月2日(金)に放送
