ハードボイルドは痩せ我慢！映画「探偵はBARにいる」の原作者・東直己、俳優・村上淳、監督・横浜聡子が熱く語る！

芸能一般

2012/11/27 21:34

この日、ハードボイルドについて熱く語り合った襟川クロ、東直己、村上淳、横浜聡子(写真左から)

BS放送のBSスカパー！とスカパー!プレミアムサービスほかで提供中の映画チャンネルV☆パラダイスで12月に放送される対談番組「V☆パラダイス Presents大人のハードボイルド談議」の収録が都内で行われた。対談は、大ヒット映画「探偵はBARにいる」などの原作者でハードボイルド作品を数多く手掛ける作家・東直己、俳優・村上淳、注目の映画監督・横浜聡子を迎えて行われ、MCを襟川クロが務めた。また、V☆パラダイスでは、番組と合わせて、東直己原作の映画「極道の墓場　フリージア」をはじめとしたハードボイルド映画を放送する。

同番組は、それぞれが、小説家、俳優、監督が、表現者になった軌跡など、普段では聞けない幅広い本音トークが満載の内容。

MCの襟川から「ハードボイルドとは？」と質問が及ぶと、東は「ハードボイルドは“痩せ我慢”の美学ってよく言われますね。つらいけど我慢して頑張る。そういうことなんじゃないかと思います」とコメント。それを受けて村上は「今39歳なんですけど、僕も20代のころに、我慢と“痩せ我慢”は違うと思っていて『我慢はするな、“痩せ我慢”はするべきだ』と心に決めて俳優を続けていたんですけど、今、東さんからハードボイルドは“痩せ我慢”の美学ですよって言われて、びっくりしました」と自身の役者人生と重ね合わせて共感。続けて東は「自分のやるべきことを、嫌々やるんですよ。すべきことを嫌々やるというのがハードボイルドの“みそ”かな」と感慨深く語った。

また、映画作りの魅力について聞かれると、横浜監督は「やっぱり、いろんな人と作ることだと思います。一人じゃ作れない。いろんな人のアイデアと思想がまざって、できるというところですね」とコメント。村上は役者の視点から「映画は憧れが映っている。現実的には、あり得ないことが映っていて、例えば、バンバン撃つとかね。やっていて気持ちいいですし、やっぱり、それをスクリーンで見ると、格好いいなと思います」と笑顔で語る場面も。東は「普通、観客として見るときには、想像ができないくらい現場にはたくさんの人がいるんですよね。二人を撮影するとかでも数十人がいて、これは人間の営みで、人間がしていることなんだなって分かりましたね」と語った。

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