真冬でも素足の石田純一が映画「大統領の執事の涙」をPR
2月15日(土)より全国公開される映画「大統領の執事の涙」のリー・ダニエルズ監督の初来日し、その記念試写会の舞台あいさつに石田純一が登壇。監督と一緒に映画をPRした。
同作は黒人差別が日常的だった時代に、ハウス・ニガー(家働きの奴隷)からホワイトハウスの執事になり、7人もの大統領に遣えた“黒人執事”の知られざる人生をたどる、実話を元にした物語。
石田は映画を見た感想を「ついこの間まで差別が日常的に行われていたというのは、日本人にとってはピンとこないかもしれませんが、本当にすばらしい映画です。(ドワイト・D・)アイゼンハワーや(リチャード・)ニクソンなど、年代によっては懐かしい映画ですね。心に正義がある限り、訴えてきたものが実を結んでいくんですね。奴隷解放に尽力した(ジョン・F・)ケネディーが暗殺されるところなどは、サスペンスも感じられるかもしれません」と語った。
そんな石田の熱の入れように、ダニエルズ監督も「ここまで言っていただくために高い出演料を支払っています」と笑いをとりつつも、「こんなに深く作品を理解していただけて光栄です」と感動した様子だった。ダニエルズ監督自身は「歴史的な物語としてだけではなく、家族愛、父と息子のラブストーリーとしても楽しめる」とアピールした。
これに対し、長男・理汰郎くんをおととし授かった石田も「映画の通り、父と息子ってなかなか理解しあえない時が必ず来るんですよね。反抗期って必ずありますから。自分にも大変な時期が来るんでしょうね。でも、一生懸命向き合っていきたいと思います」と、父親らしく真面目に返答した。一方、自身の父との関係性について問われると「もう本当におっかない父親で、僕は全く逆らえませんでした」と、いかにも石田らしい発言で報道陣を笑わせた。さらに「殴られて壁にすっ飛んで、壁の血を見て僕が泣くんですけど、泣いているのに『男のくせに泣くな!』とさらに殴られた」ことも明かした。
会見の最後には「映画を撮るときはいつもパジャマ姿なんだ」というダニエルズ監督に、石田から“日本のパジャマ”ともいえる浴衣をプレゼント。監督も大喜びの様子だった。
そんな石田は、監督を“お・も・て・な・し”する正装であったものの、真冬にもかかわらず足元はやはり“素足”だった。
2月15日(土)より東京・新宿ピカデリーほかで全国公開