フジテレビ系で、石井あゆみの大人気漫画「信長協奏曲」(のぶながコンツェルト)をテレビアニメ化、実写ドラマ化、実写映画化することが発表された。アニメはことし7月スタート、連続ドラマ(実写)は10月スタート、さらにその後、劇場映画(実写)として展開していく、フジテレビ開局55周年記念の大型プロジェクトとなっている。
原作の「信長協奏曲」は、「マンガ大賞2012」「このマンガがすごい！2012」など、数多くの賞にノミネートされた人気作品。勉強が苦手で歴史についても無知という、どこにでもいそうな高校生のサブローが、突然戦国時代(1549年)にタイムスリップしてしまい、そこで出会った自分とそっくりな織田信長に、「病弱な自分に代わって、織田信長として生きてほしい」と頼まれ、天下統一を目指すことに…という斬新な設定のストーリー。
このドラマと映画の主演に小栗旬が決定した。小栗はサブローと織田信長の2役を演じる。また、アニメ版でもナレーションを担当する。小栗は今回の話を受け、「オファーをいただく前から、原作を読んでいました。この物語の核になる設定はすごいなと感心していたところに、オファーをいただいたのでうれしかったです。以前から『死ぬまでに一度でいいから、織田信長を演じてみたい』と思っていたので、やらない理由はないです。(原作は)歴史が好きな人をも納得させられる話なのに、少し荒唐無稽なところもあるのが魅力的。ドラマ化してもその魅力が伝わるんじゃないかと思っています」と意気込みをコメント。
さらに小栗は、演じるサブローが高校生という設定について、「その設定が、今のところ一番危険なんです(笑)。原作でも、最初の7ページくらいでタイムスリップするので、ドラマでも最初の10分くらいでどうにかなるんじゃないかと。もし、学校のシーンがある場合は、自分と同世代の方々をキャスティングしてもらえるとありがたいです。10代の高校生の横に僕が並んだら、確実に劣化していることがバレてしまうので(笑)」と語った。
7月から放送されるテレビアニメのサブロー役は宮野真守。ほか、織田信長役に梶裕貴、信長の妻・帰蝶役に水樹奈々、木下藤吉郎役に中村悠一ら豪華な声優陣が集う。
今までに見たことのない斬新な“信長”と“戦国エンターテインメント”を期待したい。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
「信長協奏曲」
●TVアニメ
7月スタート
声の出演＝宮野真守、梶裕貴、水樹奈々、中村悠一、悠木碧ほか
ナレーション＝小栗旬
●連続ドラマ
10月スタート
出演＝小栗旬
脚本＝西田征史／演出＝松山博昭
●劇場映画
公開時期未定
出演＝小栗旬
監督＝松山博昭
