「○○妻」の“○○”は…“契約”妻ではない!?
柴咲コウ演じる献身的な妻・ひかりと、ニュースキャスターで夫の正純(東山紀之)らによる新しい夫婦の形を描くドラマ「○○妻」。第2話まで放送され、視聴率は初回が14.4%、第2話が15.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と好スタートを切っている。印象的なタイトル「○○妻」、そもそもこのタイトルの“○○”とはいったい何を意味するのか、大平太プロデューサーを直撃した。
――ひかりは正純のためなら何でもする完璧な妻だが、どこか謎めいている。そんな“妻”を主人公に作品を作った経緯とは?
(脚本家の)遊川(和彦)さんとの打ち合わせでは、いつも僕が妻の、遊川さんが(当時の)彼女の愚痴を言うところから始まっていたんです(笑)。そんな中で、夫婦や家族のドラマはあるけれど、“妻”にピンポイントを当てた作品はないと。山内一豊の妻のような内助の功をテーマに、「こんな完璧な妻、いねーよ!」っていわれるような妻が、どうしてこんなに完璧になったのかを描こうと思いました。
――第1話放送後、公式HPに「本作品のタイトルは契約妻ではありません」という注意書きが入れられたが。
最初は、1話放送後に「契約妻」とタイトルを変えようという案もありました。しかし、ひかりは「契約妻」だけに留まらず「完璧妻」であり「謎妻」でもある。さらに、「○○妻」とは夫の正純の気持ちを表しているんです。正純はひかりに対して「二重丸」なんだけど、何を考えているか分からない、(○○の)ブランクが埋まらないと考えている。それが埋まるのが最終回。正純と一緒に“○○”に入る言葉を試行錯誤しませんかというストーリーなんです。
視聴者それぞれにとって異なる“○○妻”。この作品を見終わったとき、皆さんはどんな言葉を入れるのでしょうか?
毎週水曜 夜10:00-11:00
日本テレビ系で放送