「ヤマアラシのジレンマ」でモテる!?異色バーが開店
BSジャパンで異色のバラエティー番組「インテリワードBAR 見えざるピンクのユニコーン」がいよいよ4月3日(金)にスタートする。
本番組は、太田勇プロデューサーが「インテリワードという賢い響きのする“使うと女の子にモテそう”な言葉を学べる番組。ジャンルは、コントでもなくドラマでもなく、バラエティーでもない、ボーダレスな番組を目指しています。あえて言うなら“コント風ドラマ”。
人気劇団・ヨーロッパ企画さんと、キングオブコントの東京03さんが対決して、そこに夏帆さんが入っていく。週明けに会社に行ったら使ってみたくなる、そんな『インテリワード』をどんどん紹介していきます」と解説するように、シチュエーションコメディーを得意とする出演者によるシュールな教養バラエティー。
舞台となるバー「見えざるピンクのユニコーン」で提供するのは「インテリワード」。
客たちは「ゲシュタルト崩壊」「カルネアデスの舟板」など、少し知的な香りのする、頭良さげな響きを持つ言葉たちと酒を求めて夜な夜な集う。
マスターやバーテンはソムリエのように、客の要求に合わせたさまざまなインテリワードを、手製の「紙芝居」をきっかけに、ドラマ仕立てのVTRで紹介する設定となっている。
出演者からは「台本がすでに相当面白くて、しかもいかようにも崩していいという、一番やっていて楽しいです」(飯塚悟志)。
「前回の特番（'15年1月2日に放送)で、ドラマでもないし、バラエティーでもないし、コントでもないし、今まであんまり経験したことのない撮影だったので。もうちょっとやってみたいなと思っていたところ、レギュラーになるというお話をいただいてすごくうれしかったです。今回、東京03さんとヨーロッパ企画さんとご一緒できて、負けないようにしたいです」(夏帆)。
「もともとインテリワードというのを(ヨーロッパ企画の)代表の上田が面白がっていて、以前関西で一つのラジオのコーナーとしてやっていたのですが、まさか映像化されて、さらに共演できるとは思わなかったような皆さんと作ることができて興奮しています。1回目の特番の時もこんなに密度の濃い番組が生まれたことが感動でした。レギュラー化が決まった時はうれしかったです。この出会いや、この番組の面白さを大事にしたいし、多くの方に伝わるといいなと思います」(永野宗典)とそれぞれから力強い意気込みが語られている。
4月3日(金)の＃1では、金曜の夜に文房具の会社に勤めるサラリーマン3人(飯塚悟志、角田晃広、豊本明長)が「インテリワードBAR 見えざるピンクのユニコーン」を発見するところからストーリーが展開。
入ってみると、なんとも奇妙な雰囲気のバーで、中にはマスター(本多力)と、バーテン(永野宗典)がいた。
バーテンが差し出したメニューには「ヤマアラシのジレンマ」「テセウスの船」などの聞きなれないワードが。「ヤマアラシのジレンマ」は近づき過ぎると決定的な別れの元にもなること、「テセウスの船」は同一性はどこに存在するかという思考実験を意味する。
「ヤマアラシのジレンマ」をオーダーすると、マスターが紙芝居を取り出した。めくるめくインテリワードの世界へ誘われていく3人。さらにユニ子(夏帆)という、シンガーソングライター志望の女の子もやってくる。
■4月10日(金)放送・＃2「デスマーチ」：無理なことをやろうとして、どんどんボロボロになること。「ノックスの十戒」：守った方がより面白くなる、というおきて。
■4月17日(金)放送・＃3「カルネアデスの舟板」：自分の命か、相手の命かの2択を迫られた時、自分の命を優先しても罪に問われない、という考え。「燻製ニシンの虚偽」：意図的に論点をすり替えること。「ストループ効果」：2つの情報が同時に与えられると、それがぶつかって混乱を引き起こしてしまうこと。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
4月3日(金)スタート
毎週金曜 夜11:30-0:00
BSジャパンで放送
企画・構成・脚本＝上田誠
脚本＝大歳倫弘、伊勢村圭太
演出＝瑠東東一郎、吉原通克、太田勇
出演＝東京03、夏帆、永野宗典、本多力
＃1VTR出演＝加藤啓、菅原永二、石田剛太、角田貴志、諏訪雅、中川晴樹、岩崎う大
