「天皇の料理番」最終回!篤蔵の“真心”の終着点は?
7月12日(日)、佐藤健主演ドラマ「天皇の料理番」(TBS系)が30分拡大のスペシャル版で最終回を迎える。
「天皇の料理番」は、直木賞作家・杉森久英の小説をドラマ化したもので、さまざまな職に就いても長続きせずすぐに辞めてしまうお調子者の篤蔵(佐藤)が、たまたま口にしたカツレツをきっかけに料理の道に目覚め、“天皇の料理番”になるまでに成長していく姿を描いたハートフルストーリー。
主人公の篤蔵は天皇の料理番となるまでに、厳しい師匠の下での修業・破門、フランス修業、尊敬する兄の死などを経験。厨司長として大膳で働き始めてからも、息子の反抗、大震災などさまざまな困難を乗り越えてきた。
その後、最愛の妻・俊子(黒木華)が病に倒れ、懸命に介抱をしたものの命を落としてしまう。俊子の死後、篤蔵はぼうぜん自失で、何も手につかなかったが、それを救ったものもまた家族だった。子供たちが母親の“遺志”をしっかり受け継ぎ、料理に裁縫に、おちゃめな姿で篤蔵を勇気づける。篤蔵は気持ちを新たに、“天皇の料理番”として調理場へと戻った。
そんな中、満州国の皇帝も出席する晩さん会の料理を作ることになった篤蔵は、精いっぱいの供応を考える。だが、一行は料理人のプライドを傷つける行為を繰り返す。
その後、戦争で市民の食糧が配給制になり、食材の入手は困難を極め篤蔵は苦悩する。そして終戦後、敗戦国となった日本はGHQによる統治を受ける事となる。そこで篤蔵は、天皇の料理番として果たすべき役割を模索する。
ついに“天皇の料理番・秋山篤蔵”の年月に幕が下ろされる。亡き妻・俊子の“愛”が起こす奇跡と、篤蔵がたどり着いた答えとは?
4月に行われた制作発表記者会見時に「このドラマの見どころは、ひとりの男ががむしゃらに夢を追い続けた姿だけではなく、魅力的な登場人物の皆さんが、それぞれの思いでその男を支え優しく愛してくれたその形だと思います」と、語っていた主演の佐藤。
佐藤が全身全霊で表現したがむしゃらで真っすぐ過ぎる男のラストエピソード。最後の最後まで懸命に生き続けた彼の人生こそ、どんな高級料理よりも“真心”に満ちあふれているのかもしれない。
「天皇の料理番」(最終回)
7月12日(日)夜9:00-10:24
TBS系で放送
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