千葉雄大「オトナ女子」最終回直前インタビュー(2)
千葉雄大「オトナ女子」最終回直前インタビュー(1)から続く
――沢田は最初からみどりに引かれているような感じもありましたが、きっかけは何だったと思います?
確かに、はっきりと“ここで恋に落ちました”みたいなところは劇中で描かれてないと思うんですけど、もともと多分、沢田は年上の人が好きなんだろうなって。
その中で、(第3話の)家庭訪問に行った時のシーンはキュンとしましたね。「あ、何かいいお母さんだな」ってところが魅力的で、(みどりは家庭訪問で)取り繕ってちゃんとしようとしたけど、結局バレちゃった、みたいな。
でも、子供たちもなんだか楽しそうで、いいですよね。いい家庭だなっていうのはすごく思って、自分の中ではここがきっかけかなっていうのがありますね。
――家庭訪問での坂田家“完璧シナリオ”、面白かったです。あの撮影の現場はどうでしたか?
いや、本当に、坂田家の皆さんの掛け合いがすごく面白かったんです。
――コミカルで、コントみたいな雰囲気もありました。
そうですね。テンポがいい。その空間の中で、僕は沢田として家族じゃない目線で見ているって感じだったんですけど、すごくいいなって思いました。
――ちなみに、第4話ではみどりと沢田がベッドインしてしまうという場面もありましたが、あの撮影はやっぱり恥ずかしいなっていう気持ちはありましたか?
それが、全然なかったんです。もっとね、こう、ドロドロしてたらそう思ったかもしれないんですけど、僕は寝ている芝居だったので。
――あの場面は確かにコミカルな感じさえ少ししましたよね。
僕も面白かったです。(芝居では)目をつぶってたので、どんな感じに仕上がったのかというのは、放送を見て知りました(笑)。
――他に、鈴木砂羽さんとのシーンで印象的だった撮影はありますか?
第7話での沢田がみどりに告白するシーンは、個人的になんとなく切なかったですけどね。2人で歩いている中で僕は告白をするんですけど、「子供たちが一番大事だから」と言われてしまって。「それでもいいです」と言うんですけど、なんとなく濁されてしまうというか。
なかなか報われないなぁというのがあって。(みどりの)言ってることはすごく分かるんですけどね。
――最後に、ご自身の役どころを含む最終回の見どころを教えてください!
沢田とみどりのパートは、「オトナ女子」に3人の女性がいる中で、すごくあったかい、かわいらしいパートだなって思うので(笑)、沢田の思いが報われるにしろ報われないにしろ、あったかい感じで終われたらいいなと思います。沢田がもし結婚をしたら、みどりにとっては息子がひとり増えるみたいな感じですよね(笑)。長男がまたできたみたいな。それはそれで面白そうだなって思います。うまくいってほしいですね!
毎週木曜夜10:00-10:54
フジテレビ系で放送
※最終回は12月17日(木)