上川隆也版「沈まぬ太陽」に小泉孝太郎、國村隼ら出演
WOWOWプライムで5月8日(日)より放送される「WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW 沈まぬ太陽』」の第1部(第1~8話)追加キャストが発表された。
既に出演が発表されている主演の上川隆也、渡部篤郎に加えて出演が決定したのは、夏川結衣、檀れい、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美、古谷一行、國村隼の8人。
日本を代表する実力派俳優たちが顔をそろえ、それぞれ主人公・恩地(上川)の行く末を左右する重要な役どころを熱演する。
ドラマは'15年12月下旬にクランクインし、約1カ月にわたる過酷なアフリカ・中東ロケを経て、現在も撮影中。2部の出演者は後日明らかにされる。
恩地元(上川)の妻・恩地りつ子役の夏川結衣は「山崎豊子さんの代表作に参加するということで、光栄であると同時に身が引き締まる思いです。『沈まぬ太陽』は人生そのものです。今も昔も変わらない、人間の葛藤や生きざまを描いていますので、ぜひ、毎週ご覧ください。企業のお話ですが、分かりやすい脚本ですので、女性の方にも楽しんでいただけると思います」とコメント。
国民航空の客室乗務員・三井美樹役の檀れいは、「WOWOW開局25周年記念として制作される『沈まぬ太陽』に出演できることを、本当に光栄に思っています。 実は私も宝塚で初舞台を踏んで、ことしで25年になります。今回、この作品にすてきなご縁を感じ、ワクワクしながら 台本を読ませていただきました。全20話でつづられるこの大作を成功に導くために、精いっぱい『三井美樹』を演じたいと思います」と意気込む。
また、国民航空の労務課長で恩地が就任する前の国民航空労働組合委員長八馬忠次役の板尾創路は「今回25周年記念作品に声を掛けてもらい本当にうれしかったです。WOWOW連ドラ史上No.1の作品になると確信してますので、楽しみに待っててください」と自信たっぷりにドラマをアピール。
恩地、行天(渡部)を尊敬する国航労組の組合員・沢泉正夫役の小泉孝太郎は「今回WOWOW開局25周年を記念して作られる作品に参加できることを大変うれしく思います。素晴らしい原作に素晴らしい脚本で今からワクワクしております。皆さま、どうぞご期待ください」と語った。
アフリカのコーヒー農園主の妻の耀子・ヒギンス役の草刈民代は「アフリカの雄大さは正に、『行ってみなければ分からない』。大らかで、とても素朴で、熱心に 仕事に取り組んでいる人々の姿から、私自身も大きなエネルギーをいただいたような気がします。ほんの数日でしたが、いろいろなことを感じ、気付くことができました」とアフリカロケを振り返った。
行天の妻で元客室乗務員・行天麗子役の若村麻由美は「山崎豊子先生原作のドラマは『白い巨塔』('03年フジテレビ系)以来2作目となりますが、財前夫人同様、今回の行天夫人もドラマ版として描かれています。行天夫妻はシェイクスピアのマクベス夫妻にも通じる欲望と愚かさがあり、現実的な目線で夫を叱咤(しった)激励する妻は欲望に正直で人間味あふれる役と感じています」と役どころを紹介。
労使交渉で恩地、行天ら労組側と対立する国民航空の社長・桧山衛役の古谷一行は「このごろ、どの現場に行っても自分が最年長という仕事が多くなってきました。今回の桧山も社長ですから 恐らくそうなるでしょう。つい何年前は自分より年長の素晴らしい先輩たちがいてくれて安心感を与えてくれていた。淋しいと思う反面、頑張らなくてはとも思います」と古谷ならではのコメントを寄せた。
国民航空の労務担当取締役・堂本信介役の國村隼は「原作を読んでいた時に、堂本という人物像に特に興味をそそられていました。そんなことからオファーをもらい、大変うれしく思いました。山崎豊子さん原作の『沈まぬ太陽』。その壮大な作品世界が忠実に立体化された作品になっています。楽しんでください」と視聴者へメッセージを送った。
5月8日(日)スタート
毎週日曜夜10:00-終了時間未定
WOWOWプライムで放送(全20話・第1話無料放送)
原作=山崎豊子「沈まぬ太陽」(新潮文庫刊)
脚本=前川洋一
監督=水谷俊之、鈴木浩介
音楽=佐藤直紀
出演=上川隆也、夏川結衣、檀れい、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美、古谷一行、國村隼、渡部篤郎ほか