木本武宏が「ヒガンバナ」で嫌みたっぷりの刑事役に!
毎週水曜(夜10:00-11:00)に日本テレビ系で放送中の堀北真希主演のドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」で、捜査一課係長・黒田吾朗を演じるお笑いコンビTKOの木本武宏を直撃!
演技に挑戦したいと思ったきっかけや撮影現場でのエピソード、相方・木下隆行への思いなどここでしか聞けない本音を聞いた。
――刑事・黒田を演じるに当たって、どんなふうに役作りされましたか?
刑事っていうことよりも“嫌なやつ”で、“ヒガンバナに対して敵対心を持っているやつ”ということを意識していて、普段嫁さんとけんかした時に嫁さんに「その顔嫌い」って言われる顔、その時の感情を思い出しながら演じています。
いわゆる役作りっていうことを、まだつかめていないので、監督から「このシーンはこんなふうに」って言われたことを、その都度考えながら演じています。
――演じる上で難しいと思われることはどんなことですか?
黒田がノリツッコミをして、面白くなるようなシーンを作ってくださっているんですけど、でもあくまで黒田というキャラクターがすることなので、僕のいつものトーンでしてしまうと、「そういう感じじゃなくて」ってストップが掛かって、決められた中でやるっていうのは至難の業ですね(笑)。
そういうシーンだけでなく、自分のシーンが撮り終わるごとに、「大丈夫でした?」ってめっちゃ聞いてます。監督やプロデューサーがいなかったら、照明さんとかにも聞いてますもん。
――撮影現場ではどんなふうに過ごされていますか?
今はだいぶ慣れてきましたけど、最初はどんな感じでいたらいいのか分からなくて、めっちゃ緊張してました。例えば、(高梨)臨ちゃんが一人で暇そうにしてると思って、話し掛けようとして近づいたら、一人でせりふの練習してたり、真希ちゃんが一人でいると思ったら、次のシーンのための気持ちを作ってたり、なかなかそういうことが分からなくて。
でも一斉に休憩モードっていうタイミングがあって、そういう時はみんなで話したりしていますね。
あと檀(れい)さんがすごく人見知りなんですけど、二人で話すといろんなことを話してくださって。みんなの前で檀さんの素顔を引き出そうとしたら、「余計なことしなくていいです(笑)」って言われてしまいましたけど(笑)。
あと、真希ちゃんに筋トレをしてる話をしたら、「今日、木本さんシュッとしてますね」ってトレーニング後の締まった感じに気付いて褒めてくれたり。あんまり“座長感”を出さないんですけど、でもちゃんとみんなのことを見てるんですよ。
衣装さんが右と左で違う迷彩の靴下を履いてて、誰も気付いてなかったのに真希ちゃんだけは「左右違いますよ(笑)」ってみんなを和ませてます。
――同じクールで相方の木下(隆行)さんが同じ刑事役をやっていらっしゃいますが、どんなふうに見られていますか?
僕は木下の目の芝居をいつもイジってるんですけど、ほんまに目力があってそれが面白過ぎて(笑)。でも今回の役ではそんなに目力入れてないんですけど。ただ、相方が誰かと絡んでるのを見ると、ちょっとジェラシーは感じますよ(笑)。
互いに直接、見た感想を言ったりはしないんですけど、マネジャーに言うとそれを伝えてるみたいです。
でも僕が木下のこと一番面白いと思ってるし、一番木下が出てる番組を見てると思います。
――ドラマが放送されて、周りの方の反響はいかがですか?
いい意味でたたかれるというか、「おまえ性格悪いな」って言われたりするんですけど、でもそれだけ入り込んで見てくれてるってことだと思うのでうれしいですね。
嫁さんは、何だかんだ言って「ええんちゃう」って褒めてくれてます。
――7話から最終回に向けての見どころをお聞かせください。
謙人(DAIGO)と渚(堀北)の関係と歴史に注目してほしいですね。黒田としては少しずつ7課、ヒガンバナを認めていくのかなってところを、僕も楽しみにしています。
――今後どんな役に挑戦したいですか?
以前、春風亭小朝師匠がブログに「木本君は、切ない感じがするからお芝居にチャレンジした方がいい」って書いてくださったことがあって、それがきっかけで、僕はお芝居に挑戦したいって思ったので、切ないって思わせるような役に挑戦してみたいですね。あとやっぱり、木下と共演したいです。二人で盗人とか、何かから逃げてる役をやりたいですね!
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