「真田丸」最終決戦!“大坂の陣”主要キャラ&勢力を解説
大河ドラマ「真田丸」もついに終盤戦。タイトルの基になった出城“真田丸”が完成し、クライマックスとなる戦い・大坂の陣に突入する。豊臣方と徳川方が激突するこの戦い、実は味方も敵も内部の思惑はバラバラ。最後の決戦をより楽しむため、両陣営の主要キャラクターを勢力ごとに詳解!
豊臣方/十万人の兵をまとめあげる大将・五人衆
牢人衆を代表し、十万人の兵をまとめあげる5人の大将たち。彼らの上に総大将として秀頼が立つ。最初はバラバラだったが、軍議を制した幸村が気持ちを一つにまとめた。
・真田幸村(堺雅人)/幽閉されていた九度山を脱出し、大坂の陣に参戦。“籠城せず討って出る”など勝つための策を提案し、ことごとく豊臣方中枢に引っくり返されながらも、新たな策を練り続ける。
・後藤又兵衛(哀川翔)/元黒田家家臣。黒田家を出奔し、大坂城を死に場所と決めて参戦。幸村と対立するが、やがて同志になる。
・毛利勝永(岡本健一)/元豊臣家家臣。父の代から秀吉に仕え、関ヶ原では西軍で奮戦。自分の力を試すため、大坂の陣に参加した。
・明石全登(小林顕作)/元宇喜多家家臣。キリシタン武将で、布教のため豊臣に味方する。幸村の能力を認め、九度山に迎えに訪れた。
・長宗我部盛親(阿南健治)/元土佐の大名。土佐の国主・長宗我部元親の四男。関ヶ原の戦いで領地を没収され、再興のために参戦する。
豊臣方/何よりも秀頼と茶々の身が一番・豊臣家中枢
大蔵卿局や有楽斎は、よそ者である牢人たちを危険視して信頼していない。茶々は秀頼の安全を第一に考えているため、秀頼が認めた策を否定することも。
・茶々(竹内結子)/秀吉の側室で、秀頼の母親。幸村に多大な信頼を寄せているが、秀頼に危険が及びそうな策は認めない。
・豊臣秀頼(中川大志)/秀吉の嫡男。聡明な若者で家康に警戒心を抱かせる。経験不足で判断力に欠けるが、幸村の影響で成長する。
・大蔵卿局(峯村リエ)/茶々と秀頼の乳母で、治長の母親。牢人衆に不信感を持ち、幸村たちの戦略に反対する。
・織田有楽斎(井上順)/織田信長の弟で茶々の叔父。茶々と秀頼の身の安全を最優先する非戦派。心の内では牢人衆を見下す。
豊臣方/牢人と中枢に挟まれた中間管理職・豊臣家家臣
牢人衆と豊臣家中枢の間に立つ中間管理職のような存在。戦の準備を進める牢人衆と、牢人衆を信用していない中枢との板挟みに陥る。
・大野治長(今井朋彦)/大蔵卿局の息子。各地から集った牢人衆を主導。初めは中枢側だったが、次第に牢人衆に肩入れするように。
・木村重成(白石隼也)/豊臣家重臣。幼少のころから秀頼の小姓を務める。戦の準備を通して、牢人衆に仲間意識を持ち始める。
徳川方/危険な豊臣家を潰したい・徳川家
秀頼の堂々とした若武者ぶりを見た家康は危機感を募らせ、豊臣を潰すための戦に臨むことに。全国から諸大名が集まり、大坂城を包囲した軍勢は30万とも。
・徳川家康(内野聖陽)/江戸幕府初代将軍。豊臣排除のため、大坂攻めに踏み切る。余裕を見せながらも、幸村の参戦に危機感を抱く。
・徳川秀忠(星野源)/江戸幕府2代将軍。将軍職を継いだが、政策は家康の影響下にある。豊臣と真田を生かしていた家康に否定的。
・本多正信(近藤正臣)/徳川家家臣。知略を駆使して家康を天下人に導いた参謀。大坂の陣でも戦況を一変させる策を提案する。
・本多正純(伊東孝明)/正信の息子。家康の信頼を得る懐刀。父親譲りの明晰さがあり知略に長けるが、まだ父親には及ばない。
徳川方/家康の命令を受けて参戦・主戦派武将
家康の命令を受け参戦。家康は関ヶ原の戦いの直前に上杉がたてついたことを根に持っており、信頼を回復する機会を与えようとする。
・上杉景勝(遠藤憲一)/上杉家当主。幸村とは深いきずながある。関ヶ原では西軍に付くが、大坂の陣には徳川方として参戦。
・伊達政宗(長谷川朝晴)/伊達家当主。幸村の同世代で、戦乱の世の終わりに生まれながら大軍を率いて戦うことに憧れを持つ。
大河ドラマ「真田丸」は、毎週日曜の夜8時からNHK総合でオンエア中。11月13日(日)には第45話が放送される。
毎週日曜 夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかで放送