武部聡志の還暦記念公演は日本の音楽シーンそのもの!
日本を代表する音楽プロデューサー・武部聡志がことし2月12日に還暦を迎えた。武部といえば国立音楽大学在学中からキーボードプレーヤー、作曲家、アレンジャーとして活躍し、今も第一線に身を置く多芸多才な人。’83年から続く松任谷由実のコンサートツアーの音楽監督を務めるほか、多くのアーティストのプロデュースや編曲、音楽番組の音楽監督、ドラマのサウンドトラックやスタジオジブリ映画『コクリコ坂から』の音楽制作など、活動内容を挙げると枚挙にいとまがない。
そんな彼の還暦を記念して、ゆかりのある音楽プロデューサーやアーティストが一堂に会し、彼の功績をアワード形式で紹介したのが「武部聡志 Original Award Show ~Happy 60~」だ。その模様を3月26日(日)にWOWOWが放送する。
総合演出を松任谷正隆、音楽監督を本間昭光が務め、鳥山雄司、河村“カースケ”智康、村石雅行、松原秀樹、加藤いづみらがバンドメンバーとして登場。さらにイベント出演アーティストは松任谷由実を筆頭に武部自身もメンバーであるバンドkokuaを含む豪華なラインナップとなった。
恵俊彰のMCでスタートしたライブは、武部がアレンジャーとしての手腕を発揮した「卒業」が代表曲の1つである斉藤由貴、デビュー時に武部がバンドリーダーとして、そしてレコーディングメンバーとして苦楽を共にした久保田利伸、23年前に武部が才能を見出した平井堅など序盤からそうそうたる顔ぶれが登場。
また、武部がプロの音楽家になろうと思ったきっかけがスティービー・ワンダーの楽曲に触れたことによるが、そんな音楽的ルーツともいえるアーティストの楽曲を武部がアレンジし、ゴスペラーズ、JUJU、久保田利伸、大黒摩季、さかいゆうがメドレー形式で披露する企画も実施。
さらに、武部と最も関わりの深いアーティストの一人、松任谷由実は、出会ったころの思い出を語り、「雨のステイション」と「ずっとそばに」を歌い上げた。そして、終盤には武部がプロになるきっかけをつくり、“大恩人”と呼ぶ、ことし3月1日に逝去したムッシュかまやつからの手紙が読まれる一幕も。その後、ムッシュの代表曲を一青窈、松任谷由実、miwa、織田哲郎、寺岡呼人、スガシカオが参加し、メドレーで歌い本編が終了した。
世代、ジャンルを超えて日本のトップアーティストが集った、一夜限りのイベントは、まさに日本のミュージックシーンが凝縮されたステージとなった。
※kokuaは正しくは「o」の上にマクロン
3月26日(日)夜6.00~9.00 WOWOWライブ
<収録日>2017年2月27日
<収録場所>東京 東京国際フォーラム ホールA
<イベント出演者>(アルファベット順)
ゴスペラーズ、平井堅、一青窈、JUJU、久保田利伸、松任谷由実、miwa、大黒摩季、斉藤由貴、手嶌葵、武部聡志 ほか
<音楽監督>
本間昭光
<プレゼンター>
亀田誠治、寺岡呼人、宮崎吾朗 ほか
<総合演出>
松任谷正隆
[HP] http://www.wowow.co.jp/music/takebe/