“怪獣倶楽部”矢野聖人を直撃!「登場人物がみんな面白い」
6月からMBS/TBSにて放送される本郷奏多主演ドラマ「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」に、矢野聖人が出演する。
“怪獣倶楽部”はかつて実在していた団体で、怪獣をさまざまな角度から研究した同人誌を発行していた。今回の作品は、そんな団体をヒントに制作された物語。ウルトラマン、ウルトラセブンの実際のストーリーを研究する、彼らの編集会議を全4話で描き出す。
熱い性格で、特撮に人生の全てを懸けていることに誇りを持ち、リョウタの評論を誰よりも評価しているが、同時に彼よりも良い評論を書くことに力をそそぐ、リョウタのライバル・シンゴを演じる矢野を直撃。現場での様子や作品の見どころを聞いた。
――シンゴの役柄とオファーを受けた際の感想を教えてください。
シンゴは、自分の趣味に没頭している人で、典型的なオタクっぽくて、人とのコミュニケーションは大事にしないような人物です。自分がやったことないような役だったので(オファーが来た時は)純粋にやりたいなと思いましたし、共演するメンバーが面白い人たちばかりなので楽しみでした。
――昔のウルトラマンシリーズはご覧になっていましたか?
「ウルトラマンティガ」(1996年)や「ウルトラマンダイナ」(1997年)は見ていましたけど、ドラマで取り上げられていた頃の作品は見たことなくて、出演が決まってから、CS放送などで見ました。
怪獣1体1体にしても、名前やデザイン、いろいろものが詰まっているというか、単純に作られたものじゃないんだなと思いました。
――劇中には4体の怪獣が出てきますが、印象に残っている怪獣はいますか?
昔のウルトラマンを見ていなくてもゼットンは知っていたので、印象的でした。劇中でゼットンの名前の由来が出てきたりするんですけど、勉強になりましたね。
――シンゴたちは怪獣に熱中していますが、ご自身が熱中しているものありますか?
芝居ですかね…。なんか、格好つけたみたいになっている(笑)。趣味があまりないんですけど、芝居が好きなんです。
――劇中の議論はせりふも多くテンポも早いですが、特に大変だったことはありますか?
人の名前がたくさん出てくるのと、早口でせりふを言っているので、あまり自分がやってきたことのないジャンルでちょっと大変でした。今まで僕がやってきた役の中では、一番しゃべっているんじゃないかなと(笑)。自分の中で新しい可能性として自分でも一つ作れたなと思えたのですが、やっぱり難しかったです。
あと、現場でおのおのせりふの練習をしているんですけど、他ではあまり見ない光景だなと思うので、それだけせりふが多い作品なんだなと思います。
MBSは6月4日(日)スタート毎週日曜夜0:50-1:20
TBSは6月6日(火)スタート毎週火曜夜1:28-1:58