9月25日(月)に放送する「漫才先生」(夜11:00-11:30、NHK Eテレ)で、サンドウィッチマンが「漫才を生かしたビジネス講座」というテーマの下、企業の社員に向けプレゼンで相手の心をうまくつかむ方法を講義する。
漫才、コントで人気を博し、「M-1グランプリ2007」で優勝、今ではテレビにラジオ、全国でのライブと幅広く活動するサンドウィッチマン。そんな彼らに、収録を終えての感想の他、彼らにとっての漫才とは何か、また今後の目標についても話を聞いた。
――収録を終えていかがでしたか?
伊達みきお:皆さんが僕らの話を聞く態勢で待っていてくださったので、すごくやりやすかったですね。手応えは正直分からないのですが、うなずいていたので、何か一つでも心に刺さったことがあったらいいなって思っています。
富澤たけし:とりあえず終わってホッとしています。出演が決まった時からずーっとどんな感じになるのかなっていうのが見えなかったので。どの部分が皆さんに響くのかも分からないので、「どうなんだろう?」って思いながらやっていました。
――収録前に番組のスタッフとはどんなことを話しましたか?
伊達:スタッフとは、ほんとに殴り合いでしたね(笑)。「漫才先生」というくくりの中で、プレゼンするサラリーマンとどこがリンクするのかなって、漫才師として気になるところでもありました。
僕らが伝えられることとしては、“切り口”“言葉の選び方”“いかにしてお客さんの心を振り向かせるか”っていうことなので、そこをどう伝えるかっていう話をしました。
富澤:そうですね、どうしたらいいのかなっていう気持ちだったので、何度も話し合いました。ただ、収録になったら基本的に伊達がしゃべるので、そこはもう任せてますね。
伊達:漫才とかコントは何度も何度も練習しますけど、でもトーク番組とかではもう暗黙の了解で、僕がだいたいしゃべると決まっているので、特に話してないですね。
――ネタ作りについて話をされていましたが、普段はどのようにして作っていますか?
富澤:僕はパソコンが使えないので、携帯のメールの機能を使って作ってます。内容はみんなが経験しているもので、なるべく分かりやすいものにしようと思っていて、どこかのお店での出来事とか、日常生活の中で起きることですね。
伊達:基本的には富澤に任せています。ただ、「こういう設定はどうか?」って提案することはありますし、出来上がってからは何度も何度も話し合いますね。
―― 一つのネタでどのくらい時間をかけていますか?
伊達:単独ライブのために新ネタを準備するので、3、4カ月前から考えていますけど、でも今は集中して作れるってことはあまりないんですよね。
富澤:家に帰ってから考えるんですけど、でも疲れて寝てしまうこともあるしね。でもふとした時に思い付いたりもします。
――そんな多忙なお2人がリラックスするためにしていることはありますか?
伊達:僕は娘の寝顔を見ることですね。娘が寝ているときは触り放題なので。本当に何よりの癒やしですね。寝るよりも疲れが取れると思います。
富澤:妻とのキスですね(笑)。もちろん子供との時間もですけど。妻と仲良しなんで、帰ってからのキス、行ってきますのキス。あと毎日何度もメールしてます(笑)。
――お子さんたちはテレビを見てどんな反応をされていますか?
伊達:まだ小さいので「パパが出てる!」っていうくらいですね。
富澤:一部分に反応してることはあるんですけど、まだ分からないってこともいっぱいあると思います。ただ、僕の息子は「僕芸人になる」って言ってます。
伊達:そうなんですよ(笑)。「僕パパと組むから、伊達さんは僕の弟と組んでね」って言われてて。まだ弟の方は2歳なんですけどね、その時がきたら譲りますよ(笑)。
――お2人とっての漫才、コントとはなんですか?
2人:最大の武器であり、全てです!
――これまでいろんな番組に出演されていますが、今後出たい番組ややってみたいことはありますか?
伊達:クルーザー買いたいとかかな(笑)。富澤は「大河ドラマ」(毎週日曜夜8:00ほか、NHK総合ほか)とかいいかもね。
あとはやっぱり、僕らは東北の人間なので、東北にお客さんを呼べるようなことをしたいですね。なかなか難しいですけど、でも大きなイベントできたらいいなって思っています。
富澤:(東北を)笑いで元気にしたいなって思っています。
――番組の見どころをお聞かせください。
伊達:つかみを意識するっていうところ、それが仕事にも生きるということを丁寧に説明しています。
富澤:見どころというか、(今回講義を行った会社である)Calbeeさんでぜひ僕らのCMをしてほしいです(笑)。
9月25日(月)夜11:00-11:30
NHK Eテレにて放送