ドキュメント72時間の放送内容一覧
兵庫・尼崎にある、24時間営業の“激安”アミューズメント施設に密着する。買い物帰りの高齢者、学校帰りの小中学生、夜に黙々とゲームを楽しむ若者など、訪れる客はさまざま。青春時代の思い出に浸る人や、ゲームをすることで寂しさを紛らわせる人々から、どんな目的で施設を利用しているのか話を聞く。
今回の舞台は、長野南部にある阿智村。秋から冬に変わる時期、村には標高1600mの展望台を目指して、全国から大勢の人が詰め掛ける。彼らの目的は、空一面に広がる星空と、この時期にしか見られない巨大な雲海。見渡す限り真っ白な雲が広がる光景に、人々は思わず言葉を失う。「天空の絶景」を前にした人々の思いに迫る。
近年注目されている「小さな結婚式」を紹介する。式の進行や衣装などが自社運用のため、格安、小規模、短期間が人気の秘密だといい、さまざまな事情を抱えた人たちが訪れる。再婚同士だからあまり大々的には結婚式を挙げたくないという40代カップルや、子どもたちから結婚式をプレゼントされた60代の夫婦などから話を聞く。
東京・銀座にあるリカーショップに密着する。夜になると取引先への贈答用にウイスキーを買うサラリーマンなどが訪れる。また、出勤途中のクラブのママらから、大きく変化した酒との付き合い方など、世間の変化を聞く。消費税の上がった銀座には、どんな人がどんな事情を抱えて酒を買いに来るのかに迫る。
20年前から24時間営業に切り替えたという福岡・福岡市にある「24時間診療の歯医者」に密着する。不摂生がたたり、虫歯が増えたという会社員や歯がきれいになったおかげで笑顔が増え、性格も明るくなったという女子大生が来院する。また、若い頃の殴り合いのけんかで歯をなくし、過去を反省している男性たちから歯にまつわるドラマを聞く。
中国・雲南省の昆明(こんめい)にあるカモメが見える都市公園に密着する。定年退職後、町から昆明に移り住んだ老夫婦や作業中に骨折してしまい、やることがないとカモメに餌をやる建設現場で働く作業員、父と幼い娘だけで旅行中の人などから話を聞く。中国で日本人にも共通するような悩みや不安、喜びなどに迫る。
大阪城公園に密着する。3年前から大阪城公園の管理を市から民間に任せたことで、インバウンドの外国人やマラソンランナーなどが集うようになったという。しかし、夜になるとホームレス支援や野良猫の問題など昼間とは違う人間模様が浮かび上がる。不夜城・大阪城公園にはどのような人物が訪れるかを追う。
東京・永田町にあるコワーキングスペースを利用する人々に密着。社外の人とも出会いたいと外勤先から立ち寄った営業マンや、就職活動をせずに起業を目指す学生、働き方改革をきっかけに会社丸ごと引っ越してきた人などから話を聞く。利用者がこの場所で、どのような人生を模索しているのかに迫る。
献血に協力する人が多いという北海道を巡る、“献血バス”に密着。「人助けになるなら」と毎年必ず献血をするという農家の夫婦や、人助けをすれば自分にも運が回ってくるのではと考える大学生らから話を聞く。命をつなぐ献血バスの働きやバスを支える人々に密着し、そこで生まれる“ささやかな思いやり”に迫る。
熊本・阿蘇の草千里に、「1冊の写真集をつくりあげる」ために集結した2000人を超えるバイク愛好家たちに密着する。1979年にひとりのカメラマンがはじめ、10年に一度開かれるイベントで、今年で5回目。就職、結婚、病気と環境が変化し続ける参加者から、かつての写真集を手に、この10年の物語に思いをはせる。
在宅医療を支える訪問看護師が所属する東京・東久留米で、180人以上の患者を受け持つ訪問看護ステーションに密着。人生の最後を自宅で迎えたいという60代の末期がん患者や、人工呼吸器を着けた夫を24時間体制で看病する妻、引きこもりを続ける40代男性など、患者はさまざま。彼らを支える訪問看護師らから話を聞く。
休日には1時間待ちの行列ができる、東京・品川区のセルフ洗車場に密着。100台止められる広いスペースに手動スプレー式洗車機が6台もあり、時間無制限に愛車を磨き上げられると人気の洗車場には“マイカー愛”の強い客が集う。猛暑の中、汗を流して洗車に励む男性客らから、洗い流したい日々の疲れなどを聞く。
東京・有楽町にある仕事や住まいなど、移住に伴う全ての相談に応じる「移住相談窓口」に密着する。離婚をきっかけに、新しい住まいを探しに来た男性や地元での就職先を探しに来た女子大学生、“何もない”人生を変えたいと知らない土地への移住を決意した男性などから話を聞く。移住を考える人たちが、どんな人生を送りたいかに迫る。
普通免許から大型、特殊免許まで扱う沖縄の自動車学校に密着する。公共交通機関が少ない沖縄では、車と仕事が深く関わっているという。そこで、仕事の選択肢を増やすため大型免許の取得を目指す女性や、杖をつきながら高齢者教習に通う農家の高齢者から話を聞く。「免許」を通して、実現したい人生や夢などを問う。
神戸市にある30万足もの靴が並ぶ“日本最大級の靴屋”に密着。種類も豊富で、リーズナブルな価格のため、連日客が押し寄せる靴店で、子どもが生まれ節約のため激安靴に切り替えた“育メンパパ”や定年後の趣味に登山を始める夫婦などから話を聞く。新しい靴を履いて歩み出す人々を見つめる。