MFゴーストのあらすじ
熱戦から一夜明けて、カナタはつかの間の日常に戻る。一方、恋は自分がMFGエンジェルスのナンバーセブンだとカナタに打ち明けようとするが、緒方の邪魔が入って機会を逃してしまう。緒方は86を強化するために、オートショップスパイラルの奥山を招いていた。カナタの強い希望で、パワーユニットには手を着けない形でのアップデートが決まり、そんなカナタの走りへの姿勢に、師匠である藤原拓海の影響を奥山は垣間見る。

カナタはハンニネン、テイラーを霧の中で抜き去る驚異の走りで9位に踊り出る。一方、最終のカマボコストレートでは、上位陣が時速300キロオーバーのドッグファイトを繰り広げ、勢い余った相葉は痛恨のミスを犯す。一方、カナタはストレート突入と同時にテイラーのポルシェに先行を許すが、最終コーナーで1対1のブレーキング勝負を挑む。サイドバイサイドで並ぶ86とポルシェ。恋が見守る目前で、長いレースの決着がつこうとしていた。
セクター3の最後のダウンヒルに突入したカナタの走りに、またも注目フラグが立つ。水を得た魚のように駆け下る86は、ヤジキタ兄妹を抜き去り、さらにハンニネンのレクサスをも前方に捉える。その先はデスエリアで視界を奪われるが、カナタは前車とのタイム差のカウントを緒方に依頼する。音声カウントを頼りに、カナタは霧の中で見えないライバルを相手に疾走する。刻一刻と縮まるタイムは、勝負を懸ける時を告げていた。
