舟を編む 〜私、辞書つくります〜のあらすじ
「大渡海」の校了直前、松本(柴田恭兵)が入院する。また会えることを信じて編集作業を続けるみどり(池田エライザ)たちだったが、新型コロナウイルスのまん延で世界が一変。社会が大きく変わる中、馬締(野田洋次郎)のある問いかけが、編集部に衝撃を与える。一方、香具矢(美村里江)は、客足の途絶えた店である決断をする。
「大渡海」に“あるべき言葉”が入っていないことに気付いたみどり(池田エライザ)。馬締(野田洋次郎)は、他にも漏れがないか調べる選択をする。西岡(向井理)が刊行発表会の準備を進める中、天童(前田旺志郎)らと、100万枚の用例採集カードを全て見直す日々が始まる。そんな中、松本先生(柴田恭兵)に病が見つかる。
「大渡海」の編集作業は、デジタルとのセット販売が決まり大詰めに。そんな中、みどり(池田エライザ)は、馬締(野田洋次郎)に、歴代の編集者や松本先生(柴田恭兵)が集め続ける用例採集カードが眠る資料室に案内され、その重みを実感する。そして、宮本(矢本悠馬)との“究極の紙”作りに試行錯誤しながら2年の歳月が流れる。
玄武書房の新社長・五十嵐(堤真一)が、辞書「大渡海」の紙での出版を廃止し、デジタルのみにすると言いだす。馬締(野田洋次郎)ら編集部員はショックを受け、中でも松本(柴田恭兵)と共に長年作業を続けてきた荒木(岩松了)は心を痛める。紙の辞書を守りたいみどり(池田エライザ)は、あるアイデアを思いつく。