ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞 受賞インタビュー

撮影=石塚雅人

黒木華

最終回の凪の決断は私も納得できました

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主演女優賞、ありがとうございます。このドラマは中井芳彦Pに原作の素晴らしさを語っていただき、坪井敏雄監督と一緒に凪のくるくるヘアをどうするか考えるところから始まりました。キャスト・スタッフ全員が本当に熱を持ってドラマを作っていたので、その熱が伝わったんだなとうれしくなります。

今まで、ドラマの現場では、特に主演となると、演じることに精いっぱいで、私から「こうしませんか」という提案をしたことがなかったのですが、この作品では初めてそういう話し合いができて刺激的でした。例えば、後半のシーンでは凪がおろおろする描写を少なくする提案をしてみたり、最終話で凪と慎二(高橋一生)が水族館に行く場面では、一生さんと話して、「口げんかのようにした方が、お互いを理解し合えている感じが出るのでは」となり、そう演じました。一生さん、ゴン役の中村倫也さんをはじめ、魅力的な方ばかりだったので、すごくクオリティーの高いものができたなと思います。ラストは、凪が慎二もゴンも選ばないというドラマオリジナルの展開になりましたが、この時点の凪はそうするだろうなと、私も納得できました。数年後なら分からないですけどね(笑)。

凪の境遇には、共感できることが大いにありました。社会で生きていく中で空気を読むことは必要だし、SNSでのマウントの取り合いもあるのかも。ただ、凪にも「周りに合わせていた方が楽」と考えるずるいところはある。慎二みたいなモラハラの彼氏はいたことがないので、そこは想像でしかないのですが、凪と慎二はお互いに本音を言えずにいたんですよね。そうやって人間の一辺だけでなく、多面性を描いていたからこそ、皆さんに共感してもらえたのかなと思います。楽しかったのは、アパートでの女子会やスナック「バブル」でのシーン。ママ役の武田真治さんが面白くて、「こんなママがいたら通っちゃうな」と思いました(笑)。

第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

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