ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第108回ザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞 受賞インタビュー

(C)カンテレ

中江和仁、池田千尋、瀧悠輔

松たか子さんは天性のコメディエンヌ(中江和仁監督)

審査員、TV記者から総合的に多くの票が集まり、「大豆田とわ子と三人の元夫」が監督賞に選出されました。今作で受賞されたお気持ちをお聞かせください。

コロナ禍でスケジュールもきつい中、全員で最後まで完走できたことが何よりです。

大豆田とわ子を演じられた松たか子さんの魅力はどのような点にあると思われますか?

コメディーは加減が難しく、笑わせようとしたらオーバーになったり、狙いが見え過ぎたりするんですが、松(たか子)さんが演じると、チャーミングでかわいらしく見えるんです。天性のコメディエンヌなんだと思います。


ナレーターの伊藤沙莉さんも特別賞を受賞されました。声優やナレーターとして活躍される伊藤さんですが、ナレーションについてどのような話し合いをされましたか?

ナレーションがこのドラマのムードやテンポを作っていると言っても過言ではないので、伊藤(沙莉)さんにはなるべく早口でキャラクターを強めに出してもらうようお願いしました。第6話のかごめ(市川実日子)が亡くなったシーンだけは、哀愁を込めてもらいました。


撮影中、印象に残っている出来事があれば教えてください。

とわ子が「ラジオ体操がみんなと合わない」というシーンで、エンディングソングを歌っているKID FRESINOさんがカメオ出演されたのですが、みんなと体操が合わなくて困ってらっしゃったのがおかしかったです。


ファッションやインテリアが“おしゃれ”と評判でした。特にこだわった点はありますか?

インテリアは生活感を出すため、自宅からかなりの数の家具を持ってきました。画面がカラフルになるように心掛けました。
大豆田とわ子と三人の元夫

大豆田とわ子と三人の元夫

松たか子演じる“バツ3”の独身女性が、3人の元夫たちに振り回されながら日々奮闘するロマンティックコメディー。脚本は坂元裕二が手掛ける。大豆田とわ子(松)は、建設会社の社長に就任したばかりのユーモラスでキュートな女性。そんなとわ子を忘れられない元夫を岡田将生と角田晃広、松田龍平が演じる。

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