松坂慶子が、 “令和のタエ子”に!「まさか50年後のタエ子を描くドラマが制作されるとは」見どころを語る!
松坂慶子「引き込まれていくような魅力がある方」
――“女優”という夢に向かっていくタエ子は、舞台に挑みます。舞台の稽古シーンなどもありましたが、いかがでしたか。
シェイクスピアの劇中劇をするのですが、そのシーンの撮影が一番緊張しました。
劇団員を演じている方たちは、今も舞台で大変活躍されている俳優の方々だったので、その方たちの前でお芝居をするのはとても緊張しました。皆さんに「教えてください!」と言いながら演じていました。
タエ子の境遇と私がちょうど重なるところがあって、演劇ができることに舞い上がっている感じとか、恥さらしてもいいからとにかく体当たりでぶつかっていこう!という気持ちが演じているうちにオーバーラップしました。
――娘の夏希を演じる杏さんと共演された印象はいかがでしょうか。
杏さんとはドラマ「キルトの家」(2012年)以来、久しぶりの共演でした。その時はとても繊細な方だなという印象だったのですが、今回お会いしたらかっこいい女性に成長されていて、お子さんのことをとても愛していらっしゃって、とても充実してらっしゃる印象でした。撮影の合間の時間には、お料理のことなどもお話しさせていただいて、とても楽しかったです。
あとは、杏さんのお顔がとても美しくて一緒にお芝居をしていると時々見惚れてしまう、引き込まれていくような魅力がある方だなとも思いました。
――杏さんが演じる夏希にはどのような印象をもたれましたか?
タエ子はどちらかというとゆったりと穏やかに年を重ねてきて、“昭和の女性”といいますか、受け身なんですね。ですが、杏さんが演じる夏希はバリバリのキャリアウーマンで、本当に仕事で戦っている成長して頼もしい娘です。そんな2人が“親子けんか”のようにやりあうシーンもあるのですが、そこはとてもスムーズに演じることができました。
そしてまた、横溝菜帆さんが演じる孫娘のみずきが本当にできた孫で、言い合う2人の間をとりなすんですよね、さりげなく。孫が一番大人なんじゃないかと思いました(笑)。
1月9日(土)夜9:00-10:30
NHK BSプレミアムほか