<おちょやん>杉咲花“千代”初めての主演舞台で大逆転!培われていた“アドリブ力”
描かれてきた千代の“機転と度胸”
これまで、千代がとっさの“アドリブ力”でピンチを切り抜ける姿は何度も描かれてきた。
幼少期(演=毎田暖乃)、貧しい生活で鶏を売りに行った場面での「この子、鳴き声だけはホンマにすごい。何でか知りたい?この子の鳴き声は生きるための鳴き声やさけ」という“セールストーク”を皮切りに、成長後は「岡安」で8年勤めた立派なお茶子として、なにかにつけて嫌みを吹っ掛けてくるライバル茶屋「福富」のお茶子たちとたびたび舌戦を披露。逆境にも負けず相手をあざやかに言い負かしてきた千代が機転と度胸で培ったアドリブ力は、視聴者の印象に強く残っている。
そんな千代が舞台上で導き出したのは、「大丈夫。これからは、いいこともたくさんある」だから「みんな一緒に楽しい冒険つづけよう」という前向きなメッセージ。とっさのアドリブには「『正チャンの冒険』が見たい」と客席に詰めかけた進太郎(又野暁仁)ら子どもたちに幸せな思いを受け取ってほしい、そんな気遣いも感じられる。
視聴者からも「ピンチも機転で乗り切る千代ちゃん。カッコいい!」「この度胸と頭の良さが女優としての道を切り拓くのか」「アドリブが子供たちや一座のこれからへ向けた言葉みたいになってた!」といった感嘆の声が上がり、Twitterでは「#おちょやん」がトレンド入りするなど話題を呼んだ。
1月14日(木)は、第29回を放送する。「正チャンの冒険」の本番当日を迎え、千鳥の夜通しのなぎなた稽古のおかげもあり、何とか初舞台を成功させた千代。カフェーの店長・宮元(西村和彦)からは、意外な舞台成功のお祝いが贈られる。一方、みごと人気を得て公演の延長を決めた千代と座員の姿を見て、千鳥は険しい顔をする。(文=ザテレビジョンドラマ部)