長谷川京子&りょうの“決めゼリフ”も楽しい!「バイプレイヤーズ」劇中劇の充実ぶり
キャスト陣の作品を超えた“交流シーン”も見どころ
「CTO」だけではない。今作でさまざまな騒動の舞台となる劇中劇はどれも“本当に見たい”ものばかり。隅々まで工夫されたキャスティングに加え、過去に実際に放送されて人気を博したドラマをほんのりとイメージしたものも多く、ドラマ好きな視聴者であればその劇中劇がどんなテイストの作品なのか容易に想像することができる。
第4話では、そんな気合の入った劇中劇がいくつもそろう本作だからこその注目シーンもあった。
各スタジオと倉庫の間に置かれたベンチでは、“7チャン”出演中の渡辺いっけい(本人役)と“8チャン”出演中の観月ありさ、滝藤賢一(ともに本人役)が雑談中。「8チャン、調子いいじゃないですか」「7チャン!7チャン、いいじゃないっすか」「まあ、まあ、まあ。お互い上がってるから、このままいこうよ」などと視聴率談義を繰り広げているのだ。
さらに、その会話を隣のベンチで聞いている“4チャン”出演者の石丸と、「石丸さーん、来ました?台本」と朗らかに話しかける長谷川。複数のドラマの出演陣が和やかに雑談している風景は、それぞれが本人役であることもあって「撮影現場ってこういう感じなんだろうな」と思わせるリアリティーに満ちている。こうした、本編とは直接かかわらないもののちょっとうれしい“おまけ”シーンが飛び出すのも本作ならでは。
徹底的に作り込まれた“ドラマ・映画の撮影現場”という世界観で、まるで楽しく遊ぶかのように本人役を演じるキャスト陣。その全てを堪能できる「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」は、視聴者にとっても幸福な作品なのだ。
第5話は2月5日(金)に放送する。“5チャン”のサスペンスドラマ「わたしの番です」は、毎回殺人ゲームが引き起こされるストーリーと視聴者の考察合戦で盛り上がり、好調だった。しかし、自分がいつ殺されるのか分からず役者たちは終始不安。そんな中、主演の原田龍二が殺され、生き残りを懸けたなんでもアリのアピール合戦に発展する。(文=ザテレビジョンドラマ部)
毎週金曜夜0:12-0:52ほか
テレビ東京系で放送
出演=田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、長谷川京子、りょう、金子大地、醍醐虎汰朗、安藤玉恵、村田雄浩、石丸謙二郎ほか
【公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/byplayers/
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