希島あいり×業界ライター・麻雅庵×牛頭P【特別インタビュー前編】
3月5日(日)に自身初のワンマンライブ『希島あいり1stワンマンLIVE「#KIJIMANIA vol.1」』を開催するセクシー女優・希島あいり。
ライブの約2週間前にあたる2月中旬に、希島本人と、業界の重鎮ライター・麻雅庵、“みるじぇね”プロデューサー・牛頭(ごず)めぐみにインタビューを行った。愛にあふれたステージを追求し続ける希島あいりの努力と成長の軌跡をひもとく。
※イベントの主催は、「オリジナル楽曲」「生演奏によるライブ」にこだわりプロデュースを行う音楽プロジェクト「Milky Pop Generation」(通称“みるじぇね”)。所属アーティストであるセクシー女優たちの “やりたい音楽”を形にし、その“個性”や“魅力”を発信している。
――もうすぐワンマンライブを開催される希島さん、でも元々は極度の人見知りだったんですよね。
希島:そうですね。デビュー後も、例えばバラエティ番組でみんなが変顔をするっていう状況で、大先輩の前だとしても関係なく、「私はちょっと…」って断ったり…していましたね…。
麻雅:自分を表に出すのが恥ずかしいってことなのかな? みるじぇねデビュー前に僕が覚えてるきじー(=希島)は、テレビ番組の公開収録でもギャグとかやりきれなくて、途中で恥ずかしがってる姿だったんです。だから最初、みるじぇねのライブに出るって聞いた時は、正直大丈夫かなって思っていました。
希島:恥ずかしいというか、「これをやったらファンの方に嫌われるんじゃないか」っていうのがあって。でもやらなきゃいけないんだなって…いつからか大人になりました(笑)。
――「志村&鶴瓶のあぶない交遊録2017」ではあんなに笑いをとっていたのにそんな時代が…。
希島:あれ、めっちゃ緊張しました! 元々「こういう流れでいきましょう」っていうのがあって。私は刑事役で、捜査のフリをするところで体の下の方までクンクンかいでいってたら、アドリブだったんですけど採用してもらえて。志村さんにもツッコんでいただいて、笑ってもらえて…うれしかったですね。
麻雅:見違えるようにやりきってるな~って見ていましたよ(笑)。
――さて、いよいよ初ワンマンの日が迫ってきました。セットリストについて少し教えてもらえますか?
希島:オリジナル曲の他に、カバー曲としていくつか歌わせていただくのですが…。まずは、これまで披露したカバー曲の中からファンの皆さんにTwitterで投票してもらって決めた、「Hello, Again ~昔からある場所~」(MY LITTLE LOVER)ですかね。
牛頭:前回はJUJUさんバージョンで、今回は原曲バージョンなんですよね。
希島:実は前回のは遅めのテンポで難しかったです。「なんでこれ選んじゃったんだろう」って後から思ったくらい(笑)。まだ最初の頃のアコースティックライブだったから、ガチガチに緊張していたせいもあったんですけど…。
麻雅:JUJUさんバージョンの方はテンポが切れそうになるから、難しいだろうね。
希島:そうなんです。あとは、ファンの方がずっと推してくれていた名曲「世界中の誰よりきっと」(中山美穂&WANDS)も歌います。
――いつもオリジナル曲で演奏されているギターは、ワンマンライブでは…?
希島: 3曲弾きます。オリジナル曲の「Rain Story」と。ライブが春、3月5日で…調べてみたらぴったりの曲があったんです。「3月9日」(レミオロメン)で、今回弾き語りに挑戦しようと思っています!
――(3月5日と3月9日…ぴったりではないような…笑)
希島:まあ4日ずれてますけどね(笑)。でも季節もちょうどよくて、歌詞も今の私の心境がそのまま書いてある気がして、すごくステキな曲です。ギターはまだまだヘタですが、気持ちが伝わればいいな。
牛頭:初めてギターを披露したのは、2016年1月のライブでしたよね。1年でここまでくるなんて…感慨深いです。
麻雅:あの時は観客がどよめいたよね。いきなり、きじーがギターを持ってきて弾き始めて…。
希島:サプライズが好きなので(笑)。もちろん緊張はしたんですけど、「カッコよく決めてみんなを驚かそう!」っていう気持ちが強くて。みんな褒めてくれるし(笑)、驚いてもらえたし、やって良かったです。
麻雅:当時の記憶としては、“すごく練習してるギター”でしたね。初心者の不安定さはなかった。
希島:麻雅さんにも褒めてもらえたんですよね。それがすごくうれしくて、続けられそうだって思ったんです。
――個人的には昨年11月のライブで披露された、かわい過ぎるタンバリン姿も目に焼き付いています。
希島:ワンマンでも、あの時と同じ「Melody Road」でタンバリンやりますよ~。でもさらにパワーアップしてるはずです!
――楽しみです! そんな風に毎回成長を遂げている希島さんに、お2人はワンマンライブで期待すること、心配なことなどありますか?
麻雅:MC…できるかな…?
希島:一番不安です…。
麻雅:歌に関しての不安定さはあってもぶれることはないと思うのでそこには不安は感じていないけど、長時間一人だから「中間のMCしなきゃいけないのかな」とか、一人で勝手に不安になっていくかもしれないよね。でもそれさえなければ、みんなが楽しめるライブになるんじゃないかなって思います。
希島:MCはなかなか上達しなくて…「緊張してます」って口に出しちゃうし、口に出さなくても顔に出ちゃってるんですよね。「いけるぞ!」って時と、「緊張しちゃうな…」って時があって、前者の場合はMCも少しはうまくいくのですが…。
麻雅:その違いは?
希島:なんですかね? 私もまだ分からないのですが、“スイッチが入った”って感覚です。初めての場所とかだと緊張しちゃうかも。みるじぇねライブは会場も何度か経験していて、バンドメンバーも知ってる方ばかりで安心感があるからスイッチが入りやすいのかも。
牛頭:でも“緊張”自体は良いことですよね。業界的には今、ステージで歌う機会が増えてきている中で、ステージに上がることは“当たり前”という感覚が出てきてしまいがちですが、毎回緊張感を持ってくれてうれしいです。変な風に逃げずに、自分のステージを堂々とやりきってほしいですね。
――ライブ後に反省会とかしているんですか?
希島:毎回、ライブを撮影した動画を見て、自分の中で反省点を見つけますね。それと帰り道、マネージャーさんにどうでしたって聞いて…。
マネージャー:だいたいボロクソに言います(笑)。
希島:悪い時は悪い、良い時は良いって言ってくれるので、どうしても正直な意見が気になっちゃって…とりあえず聞きます。ありがたいことにファンの方は褒めてくださることが多いんですけど、実際自分では納得いかない時もあるんですよね。そんな時はマネージャーさんに本音を聞きますが…めっちゃボロクソに言われますね(笑)。
――ちなみに最近ボロクソに言われたことは?
希島:2月9日のHMV&BOOKSでのインストアライブで歌詞が飛んだ時ですね…。
マネージャー:リハでも飛んで、本番でも3回くらい飛んだんです。
希島:あの時は正直ワンマンライブのことで頭がいっぱいで…オリジナル曲以外に、カバー曲も覚えなきゃいけなくてそっちを集中的に聴いていたんです。インストアライブはオリジナル曲だから大丈夫だって思ってしまって、努力が足りなかったなって痛感しました。歌詞の飛んだ「叶わぬ恋」という曲は、好きで歌いやすくて、歌い慣れていたし安心感があったんです。それが予想外のところで歌詞が飛んで…もちろん自分でも反省していたんですけど、「ここまで言うか!?」ってくらいマネージャーさんにボロクソに言われて落ち込みました……。
麻雅:それがTwitterでつぶやいてたヤケ酒につながったんですね(笑)。
希島:はい、でもいろんな意見を聞かないと成長しないですからね。反省してますし、それ以上に悔しかったのでいつかリベンジしたいです!
麻雅:間違えたことって残りますよね。でも間違えないことがいいことってわけでもなくて、間違えてもライブが完成されていればそれでいいんですよ。
――でも1月には“トリ年”の初ライブでカッコ良く“トリ”を務められてましたね。
希島:やっぱりトリを任せてもらえるってうれしいです。最初の頃はすごくイヤだったんですけど…緊張が勝っちゃって、いつも以上に緊張してしまうんです。でも最近はトリだとうれしくて、もっと頑張ろうって思うようになりました。そういうところは成長したのかな。
麻雅:確かに、前はMCで出てきた瞬間に緊張しまくっていたけど、こないだの1月のライブでは最後ちゃんと爆発させて終わってたよね。
――ゲストとして出演した初ライブから約2年半、ご自身では、その他にどこが成長したなと思いますか?
希島:最初ゲスト出演した時は、声が出なくて、緊張もしていたし、さらっと終わってしまったという感じでした。今は、“一つ一つのステージを最初から最後まで成功させたい”っていうプロ意識を持つようになりました。お金を払って歌を聴いてくださっているのに、中途半端じゃダメだなって。それに正直なところ私、“自分は歌がうまくない”という自覚があって、「どうすれば安定した歌い方ができるんだろう」「やっぱり棒立ちじゃダメなんだな」「どうすれば良いパフォーマンスになるんだろう」とかいろいろ考えるようになりました。ギターを始めたのも、歌だけじゃなくて、何か別の形で聴いてくださってる方を喜ばせたらなって考えた結果なんです。
麻雅:きじーはファンサービスの塊ですよね。じゃないとギターをやろうなんて考えないですよ。ギターをやる人って、家でやり出して、弾けるようになった、じゃあステージでもやってみよう、くらいの感覚なんですよね。でも、きじーの場合は、「これをやったらみんなが面白いと思ってくれるだろうな」「刺激があった方がいいんだろうな」っていう考えのもと、今のような選曲やステージになったんじゃないかな?
希島:そうですね。確かに選曲もいつも悩みます。「どういう流れがいいか」「どういう曲だったら喜んでもらえるか」とか。それと、「みんなが平等に楽しめる曲を選ぼう」と思っていて。選ぶ時は、まずは歌詞を見て、それから聴いていますね。その時の自分の心境に合うものとか、季節的なものを意識してるかな。
麻雅:そうやって考えている人、あんまりいないと思うな。 (同じくみるじぇねからCDを出している)のんちゃん(=希美まゆ)は、自分の好きな曲を選んでるかもしれないけど、歌い込んだ上で自分の歌になっているって状況を把握した上で選曲してると思うんです。きじーは、こういう流れで、今の季節ならこれだなって選曲する。考え方は違うけど、共通してるのは歌詞をすごく気にしてるってこと。普通は歌詞あんまり気にしないですよ。そういう意味ではステージに“演劇的”要素もあると思う。だから個人的に、中島みゆきさんの曲をすごくオススメしています。「夜会」っていう舞台もぜひ見てほしい。
希島:行きたいなと思っているんです…。中島みゆきさんの曲は聴いていて、心にしみました。…だから中島みゆきさんの曲も、選んじゃいました! ギターも弾きますよ…「糸」という曲で!!
セットリストがかなり公開された前編に続き、後編では運命的な歌との出会いと、改めてワンマンライブに向けての意気込みを語ってもらう。
【インタビュー後編はhttps://thetv.jp/news/detail/102320/】
『希島あいり1stワンマンLIVE「#KIJIMANIA vol.1」』
日時:2017年3月5日(日) OPEN 16:00~ / START 17:00~
会場:J-SQUARE SHINAGAWA(〒108-0075 東京都港区港南2-5-12 JOYSOUND 品川港南口店2F)
※イベント詳細はこちら
前売券(一般発売)絶賛発売中!残りわずか!!
※チケット購入はこちら
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希島あいり1st ALBUM『DIARY』
01.この世界で
02. Desire
03. 君へ届け
04. Melody Road
05. Rain Story
06. 叶わぬ恋
07. My Holy Night
2,315円(税抜)
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