小芝風花、クランクアップを迎え「萌子美は難しい役柄で、悩みながら作っていきました」<モコミ>
小芝風花主演の土曜ナイトドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)がクランクアップを迎え、小芝がメッセージを寄せた。
“物の気持ちがわかる”少女モコミと、一見幸せそうに見えるけれど、実はそれぞれに問題を抱える家族の、絆と再生を描く同作。放送はあと2話を残すのみとなり、主人公・清水萌子美を演じる小芝をはじめ、キャスト一同がクランクアップを迎えた。
キャスト1人1人が撮影を終え、「不安を感じない日はない中、この家族、このスタッフさんたちと1つの作品を作ることができて幸せでした」(工藤阿須加)、「新しい時代の家族像を示すことができたと思います」(田辺誠一)、「“さわやか”という言葉にとりつかれた数か月間でした(笑)」(加藤清史郎)と感想を語る。
そして、小芝も撮影最終日を迎え「清水萌子美役の小芝風花さんオールアップです!」との声が掛かると、先に撮影を終え「母親というものは家族に育てられるものだと、あらためて感じました」と語っていた富田靖子がサプライズで現場に駆け付け、小芝に花束を渡す一幕も。
内気だった萌子美の成長を、せりふの強弱や自信なさげだったまなざしに強い意志をにじませるなど、1話1話繊細な演技で体現してきた小芝は、富田からのねぎらいの言葉に弾けるような笑顔を見せ、さらに「私にとって萌子美は難しい役柄で、悩みながら作っていきました」と難役に向き合った日々を振り返った。
なお、3月27日(土)放送の第9話では、これまで萌子美を温かなまなざしと言葉で応援してきた祖父・須田観(橋爪功)の存在をクローズアップ。突然、モノと話せなくなり、どうすればいいのか分からなくなっている孫娘に対し、観はただ気遣うだけでなく、これからどう生きたいのか考えるよう伝える。
それだけでなく、田舎暮らしを本気で考える伸寛(田辺)に驚くような思い出話を語り、移住先の候補となる土地を紹介。さらに、自身が過去に起こした不倫騒動をどう思っているのか、今の素直な気持ちを明かす。
そんな観の言動に、娘の千華子(富田)は心穏やかでいられるはずもなく…。また、伸寛は観から移住先に最適と教えてもらった土地を訪ねることに。萌子美や観はもちろん、俊祐(工藤)や千華子も同行することとなり、気が付くと家族旅行のような雰囲気になるが、旅先での萌子美にまたしても大変な出来事が起こる。
4月3日(土)の最終話に向け、第9話でも萌子美と家族に一波乱も二波乱も予想させる物語が展開する。