3月21日に地上波でのシーズン1放送が終了した、日本テレビとHuluの共同制作ドラマ「君と世界が終わる日に」。シーズン1最終話の放送後には、早速Huluでシーズン2の第1話が配信された。
響(竹内涼真)ら“放浪グループ”と首藤(滝藤賢一)の戦いも決着し、シーズン1のラストは生き残った面々が猿ノ島で暮らす様子が映されていたが、その中には首藤に幽閉されていた医師・ジアン(玄理)の姿も。
WEBザテレビジョンでは、シーズン2でも引き続きジアンを演じる玄理にインタビューを実施。“きみセカ”シーズン2のことはもちろん、玄理が出演し、第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した濱口竜介監督の映画「偶然と想像」(公開日未定)についても話を聞いた。
「竹内さんからと提案があって」と撮影舞台裏を明かす
――まずは先日地上波で最終話が放送された「君と世界が終わる日に」シーズン1の撮影を振り返っていただけますか。
シーズン1では、私は駐屯地の研究所の中にいたので、そんなにゾンビに追いかけられることもなく、ゾンビを倒すこともなく、割と平和というか(笑)、そんなにゾンビのドラマを撮っているって感じはなかったですね。それよりもやっぱり私の役は、滝藤さんが演じていた首藤教授とか、キム・ジェヒョン君が演じた弟のミンジュンとか、人間関係の方にフォーカスが当たっていた気がします。
――後半は首藤に閉じ込められていましたしね。
そうですね。集団で撮影するシーンがほとんどなくて、個対個の撮影が多かったです。このドラマで経験することって、“放浪グループ”か“駐屯地グループ”かによってだったり、役柄によってだったりで、結構違ってくるんじゃないかなって思います。
――シーズン1の最終話で、ジアンが響にミンジュンの最期を尋ねるシーンがありますが、ジアンはどんな気持ちで響に弟のことを聞いていたんでしょうか。
ジアンは響に小瓶を渡した後、首藤に幽閉されたんですが、小瓶に入っていたのがワクチンじゃないというのは首藤のリアクションから分かっていたので、多分あれも効いていなくて、ミンジュンは死んでるかゴーレムになってしまったかって考えていたと思います。
あのシーンは、「俺がとどめを…」っていう竹内さんのセリフが本当はあったんですけど、竹内さんから言わない方がいいんじゃないかと提案があって、「俺が…」というお芝居になったんです。