<おちょやん>鶴亀新喜劇発足、小西はる“灯子”ら加入 “万歳”役・藤山扇治郎は“野呂缶”
杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。4月14日放送の第93回で正式に「鶴亀新喜劇」が発足。新たな団員が加わった。(以下、ネタバレがあります)
「新喜劇」に3人の役者が加入!
第19週「その名も、鶴亀新喜劇や」(第91~95回/4月12~16日)では、千代(杉咲)たちの新たな劇団「鶴亀新喜劇」の草創期が描かれている。“道頓堀の喜劇王”と呼ばれた須賀廼家万太郎(板尾創路)が亡くなり、芝居の街・道頓堀は新たな時代を迎えようとしていた。
鶴亀・大山社長(中村鴈治郎)のもと、「二代目天海天海家庭劇」を母体に発足した「鶴亀家庭劇」は、新たに3人の役者を迎え入れた。須賀廼家万歳(藤山扇治郎)、須賀廼家千兵衛(竹本真之)、朝比奈灯子(小西はる)の3人だ。
だが、須賀廼家万太郎率いる万太郎一座から移ってきた万歳と千兵衛は、ライバル劇団に加わるのが不本意な様子。「鶴亀の命令で僕ら、しょうことなしにここにおるだけですから」と仏頂面で、千代たちの新喜劇に馴染もうとしない。翌日からは稽古にも来なくなってしまった。
万歳役・扇治郎、千兵衛役・竹本ともに松竹新喜劇メンバー。扇治郎の祖父は喜劇王と称された藤山寛美で、連続テレビ小説「芋たこなんきん」(2006-2007年)のヒロインを務めた藤山直美を伯母に持つ。扇治郎自身も連続テレビ小説「まんぷく」(2018-2019年)でヒロイン・福子(安藤サクラ)に3年間缶詰を贈り続けた“野呂缶”こと野呂幸吉を演じ、話題を呼んだ。