ジャッキーちゃんは本人との対面経験があるそう。「一度お会いしました。ドッキリを仕掛けられて、最高だけど最悪(笑)。僕がネタしていたら出てきて、『誰?』って思ったんですけど、『ジャッキー・チェン? ウソ! なんで!』って感じだったから、緊張よりも驚きの方が強かった。それから喜びになって、そのままインタビューして(笑)。楽しいひとときでした」と初対面の時の思い出を語り、「その時、僕、汗かいてて、ジャッキーさんが『大丈夫?』って手であおいでくれたりして、どこからか扇風機持ってきてくれて、『これ涼しいよ』って。とても優しい人でした」とジャッキーの人柄が伝わってくるエピソードも披露した。
ジャッキー・チェンの出演作で一番好きな作品を聞かれると、武田は「一番難しい質問ですね」と言って考え、「アクションをしている上で一番参考になったのは『スパルタンX』です」と答えた。
ジャッキーちゃんは好きな作品をジェスチャーで披露。シーンの物まねをして、武田がそれを当てることに。まさしく細か過ぎるマニアックな物まねとなったが、武田は「分かりました!『プロジェクトA』」と正解。
新作「プロジェクトV」を見た感想については、武田は「年を重ねるたびに、アクションはもちろんですけど、役に対しての重みとかが深くなっていって、その中でするアクションがまた、今まで私が見てきたジャッキー映画とは違ったカッコよさがあってしびれました。どんどん進化していくので、より尊敬が深まりました」と伝え、ジャッキーちゃんも「見る前、『今回、ジャッキー・チェンさんはそんなに出てないよ』って聞いてて。でも、アクションパートもコメディーパートも出てて、すごいいっぱい出てるからね。大満足!」と興奮気味に語った。
もしジャッキー・チェンと共演できるなら?という質問に、武田は「昔はジャッキー・チェンさんと戦いたいと思っていました。最近は年を重ねていって、師匠役とか上司役をされることが多いので、…弟子になりたいなって(笑)。できれば手合わせしたいですけど。ボコボコにされたいです(笑)」と笑顔で回答。
ジャッキーちゃんは「ジャッキーさんがガラスで髪の毛を直していて、動いたら僕が出てくるっていうのをやりたい!」と、ガラス越しにまるで鏡のような動きをするシーンを希望した。
映画「プロジェクトV」は5月7日(金)より全国ロードショー。
◆取材・文・撮影=田中隆信
5月7日(金)より全国ロードショー
監督:スタンリー・トン『ポリス・ストーリー3』『レッド・ブロンクス』
出演:ジャッキー・チェン、ヤン・ヤン、アレン、ムチミヤ、シュ・ルオハン、ジュー・ジャンティン、ジャクソン・ルーほか
配給:ツイン
原題:急先鋒
英題:Vanguard
北米公開:2020年11月20日
コピーライト:(C)2020 SHANGHAI LIX ENTERTAINMENT CO.LTD ALLRIGHTS RESRVED