作品の脇を固める個性豊かなキャラクター達
今回解禁となったのは、ファッション・デザイナーを目指して、パンクムーブメントが吹き荒れる70年代のロンドンに足を踏み入れたエステラが出会う、カリスマ・デザイナーのバロネスをはじめとする個性豊かなキャラクター達の日本版声優。
俳優の塩田朋子が吹き替えを務めるバロネスは、世界を代表するブランドのカリスマ的ファッション・デザイナー。デザイナーを目指すエステラにとって憧れの存在だが、彼女はエレガントに洋服を着飾る一方で、ヒステリックな一面を持ち、目的のためには手段を選ばない。エステラはその斬新な発想力と才気あふれる想像力を認められ、彼女の下で働くことになるが、この2人の関係によってエステラの人生が大きく変わり始める。一人の少女がクルエラに変貌するドラマにおいて、バロネスは決して欠かせない人物だ。
そしてエステラがヴィラン・クルエラへと変貌する中で、重要な存在となるのが、声優の花江夏樹が担当するロンドンのヴィンテージショップの店員アーティ。ヴィンテージショップには、シャネルやディオールなど時代に華を添えるブランドの洋服がそろう。自分と似たスピリッツの持ち主であり理想的な着こなしをする若きアーティにエステラは魅力を感じ、後に彼女が“クルエラ”として着こなす、斬新かつスタイリッシュな衣装の制作を手伝うこととなる。
さらに、声優の野島裕史、かぬか光明がアニメーション「101匹わんちゃん」に登場した、クルエラの手下で”泥棒コンビ“のジャスパーとホーレスを演じる。子ども時代からストリートでの犯罪行為に手を染めていた2人は、少女エステラと出会い、エステラのイマジネーションと裁縫の腕を駆使して泥棒を働くことに。いつしかエステラにとって、2人はビジネスパートナーであり”家族“のような存在になっていった。ホーレスとジャスパーは泥棒として生き残れるだけで満足していたが、一方でエステラはファッション・デザイナーを夢見る。
最後に、恒松あゆみが吹き替えを務める、エステラに深い愛情を注ぐ母キャサリン、広瀬彰勇が演じる、バロネスの従者で彼女から信頼され、ミステリアスで口が堅い、未だ謎多きキャラクターのジョンも登場。70年代ロンドンに理想と野望を掲げ、ゆるぎない意志を元にエステラからクルエラへと覚醒していく中で、クルエラと敵対する大きな脅威、はたまた彼女を“家族”として愛する仲間や、ファッションの才能あふれる強い味方が登場し、クルエラにも決して劣らない存在感を放つ彼らの存在によって、同作がより過激に、よりドラマチックに描かれる。
5月28日(金)全国公開
<スタッフ>
監督:クレイグ・ギレスピー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
<キャスト>
エマ・ストーン、エマ・トンプソン、マーク・ストロング