航のマナー違反だけれど優しい一面にスカッ
クライアントの社長の娘がケント様のファンであることから、航を会食に同席させることになり、泉美はフレンチのマナーを教える。しかし、「ただのカッコづけじゃん」と言う航に、泉美は「フレンチだけじゃない、マナーやエチケットというのは周りの人に不快感を与えないための気配りで、いろんな立場の人が人間関係をうまくやっていくために少しだけ必要なことなの」と告げた。
泉美が教えるビジネスマナーは、改めて“そうだよな”と思わせるものだった。そして、社長として表に出て華やかな姿を見せる一方で、陰では会社のために頑張っている姿を航は見ることに。
結局、会食の場で航は懸命に頑張るものの失敗してしまうのだが、見せ場はそのあと。一度出資を断られた企業の社長・水越(船越英一郎)と偶然再会し、企画をもう一度見てもらえることに。そのとき水越を接待していて、話がうまくいっていなかった泉美のかつての同僚・井上(池田良)は「きれいな女社長と思われているだけ」と嫌味を言った。
本当の泉美の姿を見てきた航は、そんな井上にピッチャーに入っていた水を頭からぶっかけ「人を不快にさせないのがマナーだと教わりました」と言うのだった。航の行為はビジネスマナー的には駄目だがスカッとした。
そこで見えた航の、成長していきたいと芽生えた気持ちと秘めていた優しさ。外見の美しさだけでなく、内面の“王子様”要素も垣間見えたラストとなった。渡邊が体現するかっこいいのにポンコツというキャラクターは、面白さとこれから成長していく楽しみを存分に感じさせている。
第3話は7月29日(木)放送に放送される。泉美たち「ペガサス・インク」の一同は、新作乙女ゲームの開発に向け、水越率いる「ランタン・ホールディングス」に出資してもらうため、企画を練る。そんな中、泉美は航が他のスタッフが話している専門用語を理解できず、用語集を読んで勉強しようとしたものの苦戦していることを知る。
(文=ザテレビジョンドラマ部)