林遣都、中川大志らが出演している現在公開中の映画「犬部!」で、筋金入りの動物好きな主人公・花井颯太を演じた林のメイキング映像が解禁された。
同作の舞台となるのは、行き場のない犬や猫のために、現役の獣医学生が立ち上げた実在の動物保護サークル“犬部”。「生きているものは全部助ける」と動物たちのために奔走する若き獣医学生たちの奮闘の日々と、成長した彼らの絆や葛藤を描く本作。
この度解禁されたメイキング映像では、林が犬に囲まれ、真摯(しんし)なアプローチで犬と心を通じ合わせた撮影の日々を、充実感に満ちた表情で振り返っていく。
「タイトルを見た瞬間に“演りたい”と思いました」「いつか動物に携われる作品をやりたいと思っていた」と語る林は、本作で共演する犬たちにクランクイン前から会いに行き、撮影期間中もスケジュールの合間を縫って世話や散歩を欠かさずたっぷりと交流を図って、絆を深めていったという。
林と共演シーンの多い犬のちえ、ミックの2匹はともに保護犬であり、相棒となる花子役を演じたちえとは幼少期からずっと一緒に過ごしてきた設定。
「僕が歩み寄ると返してくれますし、気持ちの部分のお芝居ができた実感がある」と力を込めるように、互いの信頼感が生み出す、芝居とは思えぬような自然な雰囲気も作品の大きな見どころだ。
一方のミックは、外科実習に使われる運命のせいで人間におびえている役、またミック自身も生い立ち環境が影響して特に警戒心が強く、トレーナーの横山氏にアドバイスをもらいながら時間をかけて距離を縮めていった林は、「人間の接し方でいくらでも(性格が)変わるんだなというのを、ミックに教えてもらった」とミックのほうから身を任せてくれるほど心を通じ合わせた撮影を感慨深げに振り返っている。
横山氏も「オープンにして、一生懸命にコミュニケーションを取ろうとしてくれているから、この子も応えてくれた」とうれしそうに語る。
映像のラストでは、先日開催された「犬部!」初日舞台挨拶の控室に、林にはサプライズでミックが訪れた際の様子が収められており、撮影現場以来・約1年ぶりとなった感動の再会、そして徐々に心がほぐれていくミックのしぐさに林が笑顔を見せる貴重な映像となっている。