また、これまで原作作品を多く演じてきた神木は、自身もアニメやマンガが大好きであることから、プレッシャーに感じることもあると話し、「原作ファンの気持ちはすごく分かるんですよ。大好きだからこそ“ここだけは譲れないんだよな”とか思ったりするんですよね」と視聴者の気持ちを代弁。
続けて「僕もイチ視聴者として、自分の好きな作品が実写化された時に、“このセリフ言ってほしかったのに、なんで言わないんだよぉ”とか(笑)。普通に、職業に関係なく思うんです」と吐露。
「エゴにはなっちゃうんですけど、(原作を読んで感じる)これは言いたいとか、大事にしたいという動きや表現を、いかに入れるかというのは、(監督やスタッフと)バトルしたり葛藤したり…勝手にちゃっかり入れちゃったりしています(笑)」と、バランスを見つつ自己主張していることも明かした。
また、授賞式を通して「1つの作品で人生や人生観が変わることもあるので、それを紡げる先生たちはすごいなと思います」と受賞者への祝辞をのべ、「自身もエンターテインメントに関わる一員として、応援してくれる方たちに向けて元気や喜び、作品のメッセージを伝えていけたらいいなと思っています」と締めくくった。
取材・文=原千夏
東宝