――4人で一緒にいて、意外な素顔や新しい発見をしたことは?
桜:愛音ちゃんと初めて会う時にマネジャーさんから「ダンスができなくて、カウントが数えられない」ということを教えられて。カウントを数えられないってどういうことなんだろうって思ったんですけど(笑)、ダンスの動画を渡したら完璧に覚えてきたんです。
これは、みんなもそうなんですけど、フォーメーションもバッチリ自分の中に入れてきてくれたので、ちゃんとしっかりとしていて芯のある子たちが集まったんだなって思いました。愛音ちゃんは自分で“天才おバカ”って言っているけど、そういうしっかりとしたところもあるということを、ファンの方たちにも知ってもらいたいです。
――“天才おバカ”を名乗るようになったきっかけは?
桜田:自分自身は常識外れだと思っていなかったんです。でも、今の事務所に入って打ち合わせとかをしていく中で、いろいろできないことがあることに気付いたんです。
――例えば?
桜田:私、アナログの時計が読めないんです。今はデジタルの時計が多いから、みんなも読めないものだと思っていたんです。
――針がある時計ということですよね?
桜田:そうです。それが普通だと思っていたんですけど、周りから「ミラクルだ、ミラクルだ」って言われて。私っておバカなのかなと思って、それを全面的に出してみたらオーディションで合格したことがあったんです。あ、これは自分の武器なのかもしれないと気付いて、最近は“天才おバカ”と言っています。
宮永:“母”である私と“おばあちゃん”のりんちゃんはしっかりしているんですけど、2人の娘たち(徳江&桜田)はちょっとルーズなところがあるかも。
桜:確かに(笑)。
宮永:さっきも、取材前に「靴は大丈夫?」って確認したのに、かなちゃんだけ違う靴を履いているし(笑)。
徳江:ここ(取材現場)に来た時に履いていた靴です(笑)。
宮永:何時に集合ねって言っても、その時間に来なくて。「ちょっと遅れます」って連絡が来るから「頑張れ~」って返したり。
桜:ちゃんと着けばいいよってね。
桜田:末っ子2人がルーズだという自覚はあります。私は、なぜか電車にうまく乗れないんですよ。
――ど、ど、ど、どういうこと?(笑)
桜田:この電車に乗ればいいんだなと思って新宿駅を歩いていると、気付いたら大江戸線に向かっていたり。自分が乗る電車は別の路線なんです。途中で、私は何でここにいるんだろうって思っちゃったりして。山手線に外回りと内回りがあることも知らなかったから、とりあえず来た電車に乗ったらものすごく遠回りしたこともありました。全然、降りる駅に着かないなって(笑)。
――そんな末っ子たちから見たお姉さんたちの印象は?
徳江:ものすごくしっかりしているなと思います。
桜田:初めてりんちゃんと会った時にフワフワしてかわいい方だなと思ったんです。でも、ダンスやフォーメーション、ライブのセトリ(セットリスト)も全部考えてくれて。常に先のことを考えている人なんです。私たちはりんちゃんが決めてくれたことに「はい!」と言うだけ。申し訳ないなと思いながら頼っています。
宮永:りんちゃんは、酔っぱらうと毒舌になるんです。
桜:普段言えないことも言えちゃうんです。
宮永:このフワフワした感じのまま、バッサリ一刀両断(笑)。
桜:決して悪口ではないんです。冷静に鋭く、思ったことを言っている…らしいです。正直なところ、全然覚えていないんですけど(笑)。
――宮永さんの「牛好き」は、皆さんもご存じ?
桜:1日に1つは必ず牛柄のモノを持っているんです。
徳江:服装が牛みたい。“THE牛”だなって(笑)。
宮永:“THE牛”ってどういうこと?(笑)
桜田:SNSも水着も全部牛。根っからの牛なんだなって。
宮永:まぁ、スマホカバーも牛柄ですからね。
桜:牛好きだって言わなくても分かります。
宮永:あの牛がかわいいとか、絶対に分かっていなくてもちゃんと話を聞いてくれるメンバーのことが大好きです。
徳江:全然分からないけど、話は聞いています(笑)。
――牛仲間が増える可能性も…!?
宮永:増えたらいいんですけど、たぶん嫌だろうなって。(メンバーたちを見て)もし、興味があったら声を掛けてね。一緒に牧場へ行こう!
桜:たぶん、ずっと声が掛からないと思う…(笑)。
――シラフなのに一刀両断?
宮永:見事にフラれました(笑)。
――ちなみに、他のメンバーが好きな動物は?
桜田:私はワンちゃん。今、トイプードルを飼っています。めっちゃかわいいんです。一時期、ピグミーマーモセットが気になって飼いたいなと思っていたんですけど、母親に反対されました(笑)。
桜:私もワンちゃんだけど、別の動物がいいですよね。
――かぶりは気にしなくてもいいですよ。牛かぶりも大歓迎!
宮永:いいよ、どんと来い!
桜:飼いたいと思ったのはポメラニアンです。
――犬かぶりを選択しましたね(笑)。
宮永:そうだと思いました。
桜:でも、いざ飼うとなったらもうちょっと大人しいチワワが現実的なのかなって。私は匂いフェチなところがあって、動物園の匂いはどちらかというと苦手なんです。だから、写真で見て楽しむ方がいいかなぁ。
宮永:じゃあ、牧場に行けないじゃん。
桜:いや、行くって決まったら行くよ。
宮永:その「仕事だったら…」みたいな感じはやめてよ(笑)。
桜:(乳しぼりのジェスチャーをしながら)お肉が食べられるなら行く!
徳江:乳しぼりしながら「この後、お肉かぁ」って考えてるの?
桜田:何かすごいね(笑)。
徳江:でも、牧場に行ったらおいしい牛乳を飲んでみたいよね。
桜:私たちは牛のことを知らないだけだから。今度、魅力を教えてほしい。
宮永:喜んで!
――徳江さんの好きな動物は?
徳江:実は、動物のことそんなに好きじゃないんですよ。
宮永:こういうところが、何かかわいい(笑)。
徳江:好きじゃないというか、そもそも苦手。柵を越えて来てほしくないんです。動物に触れられることがダメ。柵があれば「かわいい」って思えるけど、柵がない所では会いたくないです。
――それは、動物全般?
徳江:そうですね。犬も猫も。
――動物園はOKっていうことですよね?
徳江:昔、家族で動物園に行った時にずっとサル山を見ていました。夜だったんですけど、全然飽きなかったです。あの猿が柵を越えてきたらどうしようかなとか、私がサル山の中に入ったらどうなるんだろうって考えていました。
宮永:それは、いつの話?
徳江:中学生ぐらいだったと思う。
桜田:ひねくれてるね(笑)。
徳江:そういう中学生だったんだと思う。サルがケンカしているところをみて楽しんでいたんだから(笑)。
下に続きます