日本のすばらしい文化をもっともっと発信したい
今コスプレを満喫しているように、趣味に全力で走れるのも日本の好きなところだという。意外だが、アメリカではアマチュアのまま趣味を続けたり、歳に見合わない趣味を続けたりするのはなかなか難しいらしい。
「プロになるつもりがないのにそこまで頑張ってるの? とか、大人にふさわしい趣味をしなさい、とか。そういう空気は多いと思います。でも日本ではアマチュアでいても、全力で潜っても、大人がディズニーのグッズをパブリックで持っていても大丈夫。“自分の好き”をやっている感じがとても好きです」
そんなTaffiさんがアコスタで披露していたのは、女子に絶大な人気を博す「刀剣乱舞」から、豊前江というキャラクター。いや、マジで美剣士具合が見事過ぎる。
「コスプレは体で作るイラスト。カメラマンと組んで、体を使ってでしかできない表現でキャラクターを描くというのが楽しいです」
アメリカでは身近にこうしたイベントがなく、同じ趣味の仲間が作れなかった。この日、一緒にいたフィヨルさんは3年ほど前に会場でナンパしたという念願のコスプレ仲間の1人だ。日本の方だが、彼女もまたキリッとした表情が美しい、モデル体型の美形レイヤーさん。同じく「刀剣乱舞」の人気キャラクター・松井江に扮し、2人で最強の美剣士SHOTを作ってくれた。
「今、外資系の会社で働いてます。私がコスプレしていることも知っていて、せっかくだからSNSで何かしてみればと勧めてくれます。日本文化のすばらしさとコスプレの楽しさをもっともっと発信していきたいです」
宮崎では薙刀サークルにも入り、日本文化に触れてきたTaffiさん。夢はどんどん広がっている。
取材協力:Taffi/@Taffi_tabby、フィヨル/@fiyorunordic
文・撮影:鈴木康道