八木「夏休みのシーンがすごく良かった」
――平良と清居の高校時代を描いた前半は、平良と清居の心情を丁寧に描きつつ、甘酸っぱいシーンが満載ですね。
八木：恋愛はもちろんですが、スクールカーストを描いていて、すごく分かる！と共感するシーンばかりでした。2人の揺れる思いが丁寧に描かれているのもかなりリアル。
萩原：本当に、同じグループだけど扱いが全然違う。平良なんて“歩兵”だから(笑)。でもそんな平良の気持ちは、モノローグで結構描かれていて…。特に平良は外面と内面が相反していることが多いので、発している言葉と本当に思っていることがきちんと分かるのは新鮮でした。演じる側としては彼の心情を立体的に想像できて、平良の真っ直ぐさを表現しやすいと感じましたね。
八木：それにしても2人は“アオハル”な感じだよね。僕の高校生のころはサッカー部一色だったので、毎日土まみれ(笑)。
萩原：いいな。僕、学生に戻れるなら部活を一番したいかも。高校時代からお仕事をしていたので、平良みたいに毎日学校で一生懸命に生きていなかった。なのでちょっとうらやましい。まぁ今回みたいな作品に参加するときは、疑似高校生を楽しんでいるんだけど(笑)。
八木：高校編では、夏休みのシーンがすごく良かった。時間だけはあるから友達の家に集まって、勉強するわけでもなく過ごして…。あれはすごくリアル。あと、花火のシーンもエモーショナルだった！
萩原：あの日、ずっと「エモい」と繰り返したよね。でもそれくらいすごくいいシーンだった。
八木：ちなみに制服を着るのは7年ぶりなので大丈夫？という気持ちはあった。だって24歳だよ(笑)。
萩原：僕はまだ色んな作品で制服を着る機会があるけど、そのときいつも「コスプレになっていないか」を考えている。でも勇征くんは全然大丈夫！ かなり美しいから。
――タイトルにかけて、お互いに「ここが美しい」と思うところはありますか？
八木：初めてあいさつをして頭を上げたときからずっと思っていたけど、利久くんは手と目が美しい。この作品は目を合わせるシーンが多いですが、利久くんとだと照れが薄くなるほど引き寄せられるというか…。利久くんより過ごした時間が多いメンバーと目を合わせられるかといえばやっぱり気恥ずかしさが出てしまうから絶対できない。それをクリアするのはやっぱりすごい。
萩原：そう言ってくれるとうれしい。勇征くんは筋肉だね。最初に見たのは普通に着替えているときだったけど、すごく美しくて。同世代でも憧れる身体。引き締まっていて、ああなりたい。
八木：でも利久くんも引き締まっているでしょ？
萩原：比べものにならないよ。あと立ち姿もきれい。撮影中は意識していると思うけど、カットかかった後もスッとしていて。一緒に並んでいて、身長は変わらないと思うけど大きく感じるんだよね。
八木：なんか褒められるのっていいね。このドラマは2人の距離も近いから、普通だと気付かない発見がある気がする。ぜひ見ている人も利久くんの美しさを見つけてほしいです。
