萩原「最初から印象がそのまんま」
――2人は初共演ですが、お互いの印象を教えてください。
萩原：初対面のときにすごく丁寧に明るくあいさつをしてもらったのが印象的でした。僕は結構、初対面って恥ずかしさもあったりしてちょっと軽めにしちゃったりするんですよ。でも勇征くんはしっかりしていて。なので本読みで会ったときは僕も見習って丁寧にしましたね。そしてその印象のまま今日に至っている感じ。やり取りの一つ一つが丁寧だし、気遣いもできる。普通は第一印象からどんどん変わっていくのに、最初からそのまんまというのは面白いなと思います。
八木：僕は最初の印象からどんどん変わっているイメージ。最初は真面目で物静かな感じだったけど、今ではもう少年みたい。短パン小僧みたいな活発さがあって、根が明るい。あと撮影がハードなときに明るい空気に変えてくれるのは本当にすごいと思います。ちなみに僕は人見知りなので、意外と打ち解けるのに時間がかかるタイプだけど、今回はかなり早かった。自分の中でもびっくり！
萩原：具体的なきっかけとかはなかったけど、気付いたら「うぃーす」ってみたいな感じになっていたよね(笑)。同級生のように話せるからコミュニケーション取りやすい！ でも実年齢は勇征くんの方が1つ上なので、時々お兄さんみたいなところがあったりするのも面白いところかも。
八木：このいい空気感も作品に反映されるといいね。
――自分の役に対して親近感が湧く部分はありますか？
萩原：共感できたのは、平良の中での清居の位置づけかな。分かりやすく清居がアイドルで、平良がファンの立ち位置。僕はスポーツが好きで、大好きなNBAのステフィン・カリー選手への思いにすごく近いかも。そういう人がいるだけで毎日が華やかになるし、日々のモチベーションになる。僕は本当に遠い存在だけど、平良はそれがすごく身近にいるのがうらやましい。平良の生活が激変する気持ちは分かりますね。
八木：清居は幼少期に一人で家にいることが多く、その寂しさを埋めるために芸能界に憧れた気持ちは分かります。僕も家でテレビを見る機会が多くて、テレビの中のキラキラした世界に憧れを持ちましたから。でも僕はあそこまで人に強く言えない。「キモい」なんて普通は言えないよ。
萩原：僕もあんなに言われたのは初めてかも(笑)。逆に僕は、平良ほどストーカーっぽくなれない。あそこまで突き放されたら先にメンタルが折れちゃう。
