吉高由里子主演のドラマ「最愛」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第6話が11月19日に放送された。最愛の弟が逮捕されてしまった梨央(吉高)。彼女のために刑事の大輝(松下洸平)、弁護士の加瀬(井浦新)はそれぞれの立場で奔走した。そんな大輝と加瀬が見せたハグはそれぞれの思いがあふれていた。(以下、ネタバレがあります)
包み込むような加瀬のハグ
同作は、殺人事件の重要参考人となった実業家・梨央と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・大輝(松下洸平)、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬(井浦新)の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー。
2006年に高校生の梨央が暮らしていた岐阜で起きた、大学院生・康介(朝井大智)の失踪事件。それから15年後、康介の白骨遺体が見つかり、その10日後に康介の父・昭(酒向芳)も遺体となって発見された。
第6話は、それらの事件に関わっていたことで警察に連行された梨央の弟・優(高橋文哉)について、加瀬は弁護士として、大輝は刑事として動く様子が展開した。その結果、優は不起訴となり、打ちひしがれていた梨央は、もしかしたら一時なのかもしれないが、安堵の時を迎えることができた。
そんなストーリーのなかで印象的だったのが、加瀬と大輝のハグ。
不起訴になって警察から出てきた優の元に駆け寄って抱きしめる梨央。加瀬は、そんな二人ごと抱きしめた。梨央が上京してからの15年、ずっとそばで見守ってきた加瀬の包み込むようなハグは温かさにあふれていた。
まだ優が勾留されているときに、梨央をカフェに連れて行き、二人でパフェを食べるシーンがあった。「なんでこんなお店知っているの?」と問う梨央に、「言わなきゃダメ?」と、はにかんで答えた加瀬。垣間見せたかわいらしい面に、あらためてギュッと心をつかまれた視聴者も多かった。