次は思いっ切り幸せな家族の話を書いてみたいです
――2021年は初の小説発表以外にも、休業からの復帰もありました。
もうちょっと体を大きくしないと、テレビを見たおばあちゃんが「ちゃんと食べてるのか?」って心配するので、ボディービルをやっている芸人に聞いたりして、いっぱい食べてたら僕には合わなかったみたいで胃腸炎になっちゃったりもして。あの休業で終わっててもおかしくなかったので、復帰できたことは本当にありがたいです。
残る2021年はピザでも食べながら「M-1グランプリ」を見て楽しんで(笑)、来年からまた改めて頑張ろうって思ってます。筋力が落ちたり、ブランクを感じている部分はあるので、2022年は元気な姿を見せたいですね。ガリガリもいいですけど、やっぱりコントは体が大きいほうが面白いですから。
――賀屋さんとのビジュアルの違いも面白いですけどね。
あの人はダイエットするって言いながら、僕に隠れてビルの隙間でシュークリーム食べてたりするので、それはそれで何とかしてほしいです(笑)。
――小説家としての、次の目標はありますか?
今は大変だったことはすっかり忘れて、また書きたいという気持ちがすごくあります。たくさんの方が関わってくださって、書店でのランキングも1位をいただいて、こんな経験をもう一度してみたいなって思いますね。
まだ僕の人生経験で得たものは出し切っていないと思うので。次はものすごく明るい小説、思いっ切り幸せな家族の話を書いてみたいですね(笑)。
取材・文=青木孝司