「ルミネのお笑いライブ行ったときは前説から見ます」
――笑いのプロである後藤さんから見た、バラエティー番組での河合さんの立ち回り評価を教えてください。
後藤:おかしいんですよ、この人。僕の吉本の後輩よりもバラエティー番組を見て研究している男ですからね。本当に大したもんですよ。勉強熱心だし、どうすればそれが近道になるのかっていうしたたかさもあるし。いい意味のずる賢さも持っているから、大変な思いをしてきた分、どうしたら早く出世できるかとかも考えているだろうし、大したやつやなと思いますよ。
何回も言っていますけど、僕がルミネ漫才で「はい、どうも~」って出ていったら、ルミネの客席の真ん中の方で帽子かぶった河合郁人がいましたよ(笑)。びっくりしましたよ(笑)!
河合:いましたね(笑)。
後藤:そういうことって中々ないんですよ。バラエティー番組勉強するのはわかるけど、ネタは見んでええやんって思うけど。
河合:いや、やっぱり生の舞台は大事ですから。
後藤:そうか。
河合:ルミネのお笑いライブ行ったときは前説から見ますからね。皆さんに知られていない芸人さんがどうやって盛り上げるのか、どうやってつっこんでいるのかをちゃんと見て、そこから本編見てですね。そういうところは細かく見ています。
こないだアインシュタインさんの番組に出させてもらって終わった後、同じ名前の河井(ゆずる)さんが芸人の後輩たちにマジなトーンで「もっとやばいって気持ちにならないと河合さんに負けるぞ」って小さい声でずっと言っていました(笑)。
僕はうまいとかではなく、長年やりたいことがたまっていたので、それがここ何年かでできるフィールドが増えていったのは楽しいし、ありがたいです。