イタリア語はコソコソ習得?
――同世代の方が多いですが、共演者から刺激を受けるような出来事はありましたか?
葉山:大地くんはイタリア人と日本人のハーフの役なので、アドリブでイタリア語を急に入れてきたりして、さすがだなと思っています。コメディーチックなシーンの時には、大地くんがイタリア人としてのアドリブを効かせてくれてシーンがより面白くなったりするので、「すごいな。どこで調べたんだろう?」って感心しています。
佐伯:コソコソやってるんだよ。
葉山:最近は、「あ、これ大地くんぶっこんでくるだろうな」という免疫が付いてきているので、本番中に笑わないようにしようと頑張っています。
白洲:良いチームワークっていうことだよね。いいな~。僕のシーンの時はあんまり見られないからな~。
佐伯:角崎さんとのシーンの時、僕ら(葉山&佐伯)大体黙ってるもんね。角崎さんのシーンでは、さすがにふざけられないので(笑)。
白洲:奨之は、性格的に本当はもっといろいろ遊びを効かせたいんだろうけど、ときたかとして引き算をしてやっているのがすごいなと思います。周りを見て、いい塩梅で間を取っていますね。
葉山:迅くんの良いところは、僕らでも考え付かなかった角崎の像を打ち出してくるところです。その姿が見ていて面白いですし、普段の迅くんがローテンションなので、テンションをガッと上げて演じ切っている姿が、たくましいなと思います。僕だったらワンテークでそこまでテンションを持っていけないですし、監督に言われたレベルまですぐに持っていける力がすごいなと思います。
佐伯:僕は単純に、白洲さんのシーンは、“見ていて楽しい”というのがすごいと思います。「今日は角崎のシーンだ」と思うと、「どういうふうにやるのかな?」ってワクワクするんですよ。“楽しい”と思われるのってすごいなと、白洲さんを見て気付いたんですよね。僕も自分のシーンのときに、周りのみんなに「ぐれのシーン楽しみ」って思ってもらえることを大事しようと気付かされました。
白洲:ごちそうさまです。恥ずかしいわ、この褒め合い(笑)。
――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
佐伯:おいしい料理と、男子たちが集まって何かを一緒に頑張る姿というのは、皆さんの心に刺さるものがあると思いますので、ちょっとおなかがすく時間ですが、ぜひほっこりした気持ちになっていただけたらうれしいなと思います。
葉山:各話すてきなお客様も訪れてくださります。自分も「鹿楓堂」のメンバーだと思って見ていただき、ちょっとでも癒やされてくれたらなと思います。
白洲:角崎は、「鹿楓堂」のメンバーたちをかき乱すある種のトラブルメーカーとして、毎回お話が展開していくきっかけになるキャラクターでもあるのですが、一番の見どころは八京との絡みと、それによってスイや「鹿楓堂」のメンバーにどういう影響を与えるかという部分だと思います。ほっこりパートは「鹿楓堂」メンバーにお任せして、物語のスパイスとして、ちょっとピリッとした要素を加える角崎&八京の姿を楽しんでいただけたらうれしいです。