波瑠“望緒”を刺そうとナイフを手にする林遣都“雨宮”「…さよなら、今井さん」<愛しい嘘~優しい闇~>
第7話では――
目の前にいる“雨宮秀一”は、本物の雨宮じゃない――。
中学時代の初恋の人・雨宮と、14年の時を経て再会したものの、耳の形が違うことに気づいてしまった望緒。彼女からおびえた表情で「あなた…誰…?」と問い詰められた“雨宮”は、その疑問に一切答えることなく、姿を消してしまう。
彼がその足で人知れず落ち合った人物は、古堀。奈々江に続き、優美も命を落とした同級生連続不審死事件の黒幕である可能性が極めて濃厚な、中学時代の同級生・中野幸と思われる人物だった。しかも、あろうことか“雨宮”は古堀に向かって「今井望緒は、僕が殺す」と告げる。
一方、望緒は激しく混乱しながらも、愛する“雨宮”と真正面から向き合い、うそをついていた理由と、いまだ謎のベールに包まれている彼の正体を突き止めようと決意する。
そんな望緒に、稜と玲子は協力を約束するが、その矢先、妻の不倫相手だと疑って“雨宮”を刺した優美の夫・正(徳重聡)が、今度はいきなり玲子にナイフを突きつける。正は、優美の不倫に加え、彼女が「殺した」と自白した奈々江の死にまつわる真相をひもとく上で、決定的な証拠となる動画を入手していた。
時を同じくして、かすかな記憶の糸から“雨宮の正体”にたどり着いた望緒は、雨宮の母・サユリ(高橋ひとみ)の元を訪れる。ところがそこへ、雲隠れしていたはずの“雨宮”が現れる。
ついに明らかになる、14年にわたって“雨宮”がひた隠してきた真実。だが、事件はまだまだ収束の兆しを見せず…。
――という物語が描かれる。