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ヨーロッパ企画石田剛太&山口淳太、手掛けたSKE48大場美奈の卒業ソングMVは「エモいってそもそも何?」と“エモさ”を追求した作品に

2022/03/02 18:01

大場と共に映像をチェックする須田亜香里(中央左)と日高優月(中央右)
大場と共に映像をチェックする須田亜香里(中央左)と日高優月(中央右) ※提供写真

「今後お仕事でご一緒したい方たちに撮っていただきたいなって」(大場)


――まずは卒業ソングのMVをヨーロッパ企画さんにお願いすることになったいきさつを教えてもらえますか。

大場:卒業ソングMVについては、avexさんから「どんな形がいい?」って相談していただいて、高柳明音ちゃんのように(※堤幸彦監督が卒業ソングMVを撮影)これまで撮っていただいたことのない方にもお願いできるって聞いて、せっかくなら今後お仕事でご一緒したい方たちに撮っていただきたいなって思ったんです。

私はヨーロッパ企画さんの舞台を観に行って、本当に一目ぼれと言いますか、ずっと「一緒に何かできたらいいな」っていう憧れみたいなものもありましたし、映像作品を作っている方もいると聞いたので、だったらぜひということで「ちょっと聞いてみてほしいです」って言ったのがきっかけです。

――石田さんと山口さんは今回のオファーを聞いてどう思いましたか?

石田ヨーロッパ企画には本公演の作・演出を担当している主宰の上田誠という“ボス”がいて(笑)、そのイメージがヨーロッパ企画として強いので、大場さんとのご縁(※東海テレビ「SKE48のバズらせます!!」2020年1月放送で共演)もあったので、僕でよければと受けさせていただんですけれども、「僕で大丈夫かな?」「上田じゃないんだけどな」みたいなところも正直ありました(笑)。

けど、淳太監督とも何度か作品を一緒に作ったりしていたので、「淳太監督とやるんだったらこういうことができるよね」みたいなこともいろいろ相談しながら、大場さんともお話しつついろいろ決めていけたので、自分が得意とする方向に持っていけたかなと思います。

山口:今回、石田さんが過去に大場さんと共演されていたということで、そのご縁もあって石田さんに脚本を書いてもらったんですけど、石田さんはファンの方に向けたコンテンツの作り方がすごくうまくて、以前に将棋を舞台にしたショートムービーを一緒に作った時もちょっとバズったんですよ。

将棋に詳しい人からすごく褒められる作品を作れたので、だから今回も石田さんとなら問題なくいけるだろうなと思ってやらせてもらいました。

――今回のお仕事をする前の大場さんはどんな印象でしたか?

石田:番組でお会いした時もそうだったんですけど、打ち合わせで久しぶりに話をさせていただいて、すごく普通というか(笑)。

大場:(笑)。

石田:ごめんね(笑)。すごく自然体というか、フラットな方で。実はこの前、井戸田(潤)さんにお仕事でお会いして、井戸田さんとも大場さんが卒業しますねって話をしてたんですけど、その時も話題の中で知り合いみたいな親近感がすごくあって。

お仕事でご一緒するのは今回が2回目ではあるんですけど、何というか親しみやすさがあって、いい意味で緊張せずにできたなと思っています。

山口:僕は本当に“はじめまして”からのスタートでした。大場さんのことはAKB48時代から知っていたんですけど、それはあくまで一視聴者として知っていたということで。

まさかご一緒できるとは夢にも思っていなかったのですごく光栄でしたし、さっき石田さんが言った通り、初めてとは思えないくらいの雰囲気に現場をしてくれるんですよね。人見知りのかけらもないのかなと思うくらい…。

石田:いやいや、そこは頑張ってくれてたのよ(笑)。

山口:でも、本当にこちらをすごく信用してくださっているというか、あの現場は作りやすかったです。振り返ると大変な撮影だったんですけど、大変さを忘れさせてくれるというか、それぐらい現場を良くしてくださったので感謝しかないです。

大場&石田のオーダーに山口「エモいってそもそも何?」


――MVの脚本は石田さんが手掛けられていますが、制作時はどんなことをイメージしていたんでしょうか。

石田:大場さんから「エモいものにしたい」っていうオーダーがあったんです。

大場:(笑)。

石田:それを聞いたのが、ちょうど僕もエモくしたいなって思っているタイミングだったので、大場さんのファンだったら「これはもうあのエピソードじゃん」っていうのをなるべく詰め込みたいなっていう思いで作りました。

――山口さんは監督として、どんなことを考えながら撮影されたんでしょうか。

山口:僕の得意でもある長回しで一部は撮っていたりしますが、大きく全体としてはいろんな要素が入っています。ドキュメンタリーだったり、SKE48のMV感だったり、大場さんっぽさだったり。そこにフィクションが入ってきたり、思いっ切りエモさに振ったり。

大場さんのSKE48でのアイドル人生を一気に駆け抜けるような感じのMVにしたいなと思ったので、一番分かりやすいかなって思って本人に走ってもらいましたし(笑)、自転車も乗ってもらいました。

ラストの展開は「エモくして」って石田さんからもよく言われてたんですけど、「エモいってそもそも何?」と思って。感動ともちょっと違うし、泣けるとも違うし、笑えるっていうのとも違う。

でも、“心がすごく動いてる”っていうのがエモいってことだったら、あんまり説明的じゃないけど“すごいことが今起こってる”みたいなラストに持っていくのがいいと思いましたし、いろんな解釈ができるように持っていこうとあのラストを考えました。

このMVは石田さんが設計図としてまず脚本に起こして、大場さんから「このエピソードはこういう衣装がいいんじゃないですか」って意見をもらって、僕が最終的にまとめたような形なんですね。僕は結構すごいMVが撮れたんじゃないかなと思っています。

――山口さんは過去にもMVを手掛けてらっしゃいますが、今回アイドルのMVということで意識したことはありますか?

山口:前に手掛けた2作品は両方ともバンドだったんですけど、今回は初めてのアイドル作品で「やったー! できるー!」と思って、単純にテンションが上がりました(笑)。

それと、僕が尊敬する高橋栄樹監督はAKB48のMVをたくさん撮っている方なので、大場さんに気に入っていただくのはもちろんなんですけど、栄樹さんに見られても恥ずかしくないものにしようっていう気持ちもありました。超個人的な話ですけど(笑)。栄樹さんも撮る前にメッセージを送ってくれたので、反応を楽しみにしています。

下に続きます
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